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家康相手に一歩も引かず、敗軍ながら凛とした姿勢のまま戦国を終わらせた島津の戦いを描いた本です。
本書は、司馬遼太郎「関ヶ原」との類似点が指摘され、2003年4月に回収・絶版となっているようです。
名作なだけに、非常に残念なことです。
まだ、在庫があるならすぐ買っておくべきでしょう。
大友軍5万を島津軍5千人で”耳川の戦い”で撃退する島津軍。
しかし、九州制覇をした時に、豊臣秀吉により領地は取り上げられ
る。
無敵の強さを持ち戦争に勝ちながら、なぜか最終的に負けてしまう。
そんな島津軍の悲鳴が聞えてくる上巻です。
島津義弘の先を見通す力も驚かされます。
力を込めて読んで欲しい一冊です。
確かに、関ヶ原の戦いの戦闘経過等、先行する司馬作品と類似しているところはあります。ふたつの作品のテーマは全然別ものです。だから、「本歌取り」だと言うんだけど。
先行する作品から、全然別のテーマで着地させた池宮彰一郎氏の手腕を褒めてしかるべき。自分はその着眼点に、感心しました。あまりここに書いてしまうと、ネタばれになるから、!詳しく書くのは控えますが(笑)
もちろん、池宮氏の着眼点自体にもネタはあります。でもそれらを組み合わせて、新しい見方を提示した手腕は褒められるべきだし、また読者には、それらを読み比べる楽しみがあってもいいのでは??
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