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島原大変 (文春文庫)
 
 

島原大変 (文春文庫) [文庫]

白石 一郎
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

大地震と大津波で島原の城下町は一夜にして埋没、砂漠と化した。大自然の咆哮におびえる藩主、武士、医師、町民の姿を描く短篇集
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

土地の人々が「奥山」と呼ぶ普賢岳につづいて、寛政4年3月1日、島原の「前山」が火を噴いた。大噴火は地震と津波を誘発し、肥前島原藩7万石の城下町は一夜にして埋没、砂漠と化した。大自然の猛威を前に恐怖におののく藩主、武士、医師、町民の姿を活写する表題作のほか、歴史短篇小説傑作3篇を収録する。

登録情報

  • 文庫: 332ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新装版 (2007/08)
  • ISBN-10: 416737028X
  • ISBN-13: 978-4167370282
  • 発売日: 2007/08
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By by ko
形式:文庫
島原の御殿医を務める医者が、眉山崩落に遭遇する作品。平和な時代に突然襲いかかる自然の猛威。そこで被害を受けた怪我人を治療する医者達。日頃はヤブ医者などと言われながらも緊急時に大活躍する医者に御殿医の主人公は何を考え、何を会得するのか・・・。200年前の普賢岳の猛威と島原に住む人々を活写する災害史を知る上で必読の書。
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ひとうま譚 2011/2/11
形式:文庫
「島原大変」も十分に面白いのだが、個人的には解説の西木正明さんも好きだと言う「ひとうま譚」をオススメしたい。

豊後の岡藩の九重連山が舞台。山好きの奇妙なお殿様(中川久清)に振り回される周囲の人間の悲哀を描いているが、九重に登ったことがあれば、面白さは倍になる。山好きをニコニコさせる時代小説というのは他に思いつかない。同じ九州人の松本清張に「西海道談綺」があるが、設定としては凡庸な山岳修験を描いたもので、英彦山に登ったからと言って、面白さが増すということはない。

山を描いた時代小説が少ないのは、おそらく、江戸時代には山登りを楽しみと感じる感覚はなかった、というもっともらしい話が影響しているのだろうが、こりゃ単なる俗説。江戸時代だって、大船山の鮮やかなミヤマキリシマに歓声を上げ、豊かな温泉に驚き、頂上からの眺めに感嘆していたはずなのだが、昔はその感覚を赤の他人に言葉で伝える能力も必要もなかったというだけの話である。

白石一郎なので、当然、筋立てもひとひねりしてあるのだが、珍しく留保なしの向日的な結末も心地いい。

他に大友義鎮を描いた「凡将譚」、豊後森藩主の狂気を描いた「海賊たちの城」。こちらはいつもの白石一郎。
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