「本との出会いは一期一会」
「衝動買いにはずれなし」
これは長い書店通いの末につかんだ私自身の極意
山下さんのこの写真集には、
あたりまえの暮らし、誰でもが見かけていそうな光景、さりげない日常、
が載っている。
初めて立ち寄った書店の、初めて立ち寄ったコーナーで、
たくさんの写真集の中から、なにげなくこの本を取りだし、
その一枚一枚のページをめくりながら私は、
南の島の“熱気と空気と香り”をひとつずつの写真から、痛いほどに感じた。
今その写真集は、我が家の書棚に収まっている。
それを開くのは1ヶ月に一度、いやもっと長い間隔かもしれないが、
開くたびに私は、あの書店でページをめくるごとに息をのんでいた
あの日のことを思い出している。