開明論者であり、封建制度の崩壊を見通しながら、継之助が長岡藩をひきいて官軍と戦ったという矛盾した行動は、長岡藩士として生きなければならないという強烈な自己規律によって武士道に生きたからであった。西郷・大久保や勝海舟らのような大衆の英雄の蔭にあって、一般にはあまり知られていない幕末の英傑、維新史上最も壮烈な北越戦争に散った最後の武士の生涯を描く力作長編。
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また継之助はその死後、地元では長い間恨みをかい続けたといいます。
神である読者はその当時のことをすみからすみまで知っているので、何をバカな・・・
と思ったりできますが、その当時の人たちからすれば継之助の執政が長岡を焼け野原にし、
官軍に終われ諸藩を転々とする生活に追い込まれざるを得なかったからです。
著者自身が認識しているように、この小説ではそういったいわば"影"の部分は全くと
いっていいほど描かれておらず、読者には継之助の英雄伝のように写ってしまう
かもしれません。
それはそれでいいと思います。
継之助も先を見る能力や器量があったのでしょうけど、その受け止め方は様々。
小説中にも"結果は百年後の人が決めること"とあります。
これを読んだときに自分の視野の狭さを感じました。
今現在、時に色々なことで後悔の念を持ちますが、それは短期的なものなのか、
長期的なものなのか・・・。
短い期間での成果も重要かもしれませんが、長い目で物事を考えることを忘れてはいけません。
また一を見て十を学ぶ心がけを忘れてはいけません。
人として、生きる信念を持たなくてはいけません。
それらは非常に難しいものですが、人間一度きりの人生をどう生きるかは
自分次第なのでしょう。
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