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峠―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)
 
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峠―慶次郎縁側日記 (新潮文庫) [文庫]

北原 亞以子
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 620 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

山深い碓氷峠で、思いがけず人を殺めた薬売りの若者。江戸に逃れ、別の人間になり変わって生きようとするが、過去を嗅ぎつけた者たちに狙われ、底知れぬ運命の変転に呑み込まれることに。一瞬の過ちで人生の「峠」を踏み外し、幸せから遠ざけられて捩れてゆく人間たちに、慶次郎の慈悲の心は届くのか―。晃之助、玄庵、佐七ら、お馴染みの面々の活躍も冴える、好評シリーズ第四弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

北原 亜以子
東京生れ。石油会社、写真スタジオに勤務後、コピーライターとして広告制作会社に入社。その間、創作活動を開始し、1969(昭和44)年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞、同年「粉雪舞う」で小説現代新人賞佳作を受賞。’89(平成元)年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花賞、’93年『恋忘れ草』で直木賞、’97年『江戸風狂伝』で女流文学賞をそれぞれ受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 414ページ
  • 出版社: 新潮社 (2003/09)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101414173
  • ISBN-13: 978-4101414171
  • 発売日: 2003/09
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
捕り物の派手さはないけれど、人の感情の機微の表現には毎回うなってしまう、このシリーズ。

慶次郎、晃之助といった主役格が、登場するのがだいぶ後だったり、まったく脇のような描かれ方なので、毎回違う短編を読んでいるようだ。

共感を抱くようなキャラは少ない。毎回、人をうらやむ負け犬のような、「幸せ」を感じずに生きる人間が出てくる。
また、用意された結末も、「幸せ」を約束したものではない。どこかへつながるような、ここで終わってしまうような。
割り切れない思いを感じながらも読んでしまうのは、自分とシンクロするような話があるから。
「蝶」は、夫婦喧嘩したときの、心理状態ってこんなだったよな、と改めて思った一作。夫に虐げられ続けてきた妻の逆襲が始まるのだが、夫に押さえつけられ、まともに前を見て生きてこられなかった妻の心理、なんだかわかるのです。私の場合、押さえつけてたのは夫じゃなくて、かつての上司なのですが。

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形式:文庫
 「慶次郎縁側日記」シリーズの第四弾。NHKあたりの連続時代劇でドラマ化されたら、きっと地味ながら見応えのある大江戸人間模様が深く心に残る映像になるだろう(と思っていたら、これはすでに放映済みだった)。シリーズの最初からじっくりと読み進めていたならば、たぶん先を読むのが惜しいほどのコクのある物語体験を味わえたのではないかとも。残念ながら本連作の登場人物たち、とりわけ元定町廻りの同心にして今は隠居の身で酒問屋の居候・森口慶次郎の魅力がまだ腑に落ちない。私の中で、北原亞以子の人情譚に耳を傾けるフォーマットが出来上がっていない。口説きと語りに身をゆだねる愉悦。もう少し読み込んでいけば、そういった極上の時間を堪能させてくれる器になりそうな予感がする。
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人生の峠 2003/11/30
形式:文庫
碓氷峠で追剥を殺してしまった四方吉。旅籠で恐ろしい事件の目撃者となり、犯人に引きずり込まれた宋七。思わぬところから罪が生じ、それを隠すために嘘を塗っていく二人とその周りの人々。まさに、人生の峠を転がり落ちていく様子を描いていると言えるだろう。そこに救いの手を差し伸べる慶次郎の派手とはいえないヒーローぶりが面白い。「峠」の他に短編六つ収められているが、どれを読んでも価値観や表現が現代的である。現代版時代劇と言ったかんじ。
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