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岸辺のアルバム (光文社文庫)
 
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岸辺のアルバム (光文社文庫) [文庫]

山田 太一
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

大企業の部長である夫、貞淑で従順な妻、私大生の娘、受験目前の息子。東京近郊の平凡な一家に、ある日かかってきた一本の電話…。家庭崩壊の様を痛烈に描く異色長編。(大山勝美)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

仕事一筋の夫田島謙作。なに不自由ない生活を送る貞淑な妻則子。女子大生の娘律子。そして受験生の繁。この一見すると平和そうで、どこにでもいそうな四人家族の日常が、ある一本の電話から綻びはじめた…。一家が崩壊していく中で、それでも助け合って生きようとする再生の過程を、静かな筆致で描く。わが国のホームドラマに革命を起こした、不朽の名作。

登録情報

  • 文庫: 501ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/4/12)
  • ISBN-10: 4334740561
  • ISBN-13: 978-4334740566
  • 発売日: 2006/4/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 151,016位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 家族全員に感情移入できるホームドラマの古典, 2006/4/24
By 
シロフォン - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 岸辺のアルバム (光文社文庫) (文庫)
本作は昭和52年放映のドラマの原作で、前年から新聞連載されたもの。「ホームドラマに革命を起こした」画期的作品だそうですが、残念ながら当時を知りません。けれど、一本の電話から始まる妻の浮気、娘のアメリカ人との交際に端を発する思いがけない展開、ある「物件」の輸入という夫の特殊な仕事など、当時としてはかなり刺激的な内容だったろうと想像します。ですが人々をひきつけたのは、そうした設定の過激さよりむしろ、家族一人ひとりに感情移入できる、共感できる点だったのではと思います。
味気ない毎日に突然舞い込んできた華やぎ。それを自分に許すための何だか可笑しいような妻の理屈っぽさ。
娘の若さと美しさゆえの驕り。いっぱしの大人のつもりとは裏腹な、怖いもの知らずの短絡的思考。
家族の秘密を知り修復しようと奔走、空回りして傷つく多感な息子。平静を装う家族への反発。そのストレートな感情と無様な行動の愛らしさ。
家庭を顧みず仕事に没頭するが、実はぎりぎりのところで虚勢を張り、弱音との間で揺れ動いていた夫の哀感。
こういった一見平穏でもバラバラだった家族がぶつかり合い、再生へと向かうところに心を揺さぶられたのでしょう。「革命」とまで言われた本作をリアルタイムで味わえなかったのが惜しまれます。
解説は奥田英朗氏。以前、氏の『マドンナ』の中の一篇に山田作品を連想したのですが、「わたしは、『山田太一ズ・チルドレン』の一人」と述べていらっしゃるのを読み、腑に落ちる思いがしました。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本ドラマ史に残る名作の原作, 2010/10/31
By 
ネモ (日本) - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)   
レビュー対象商品: 岸辺のアルバム (光文社文庫) (文庫)
申し訳ないのですが、どうしてもドラマの話になってしまいます。そのドラマは再放送で見ました。数字的に大成功したドラマではありませんが、非常に評価の高かった作品です。
クライマックスは実際に起きた多摩川の堤防決壊で家が流れるシーンです。このドラマの放映から10年以上後のニュース番組で報道映像が流れた時、バックミュージックに、ドラマ主題歌であるジャニス・イアンの『Will You Dance?』が使われたことを記憶しています。それほど、ドラマと決壊のシーンが強く結びついていたということです。

山田太一氏らしく、日々の平穏そうに見える暮らしの中にある小さな不満・ほころび、それが少しずつ積み重なりやがて爆発していく過程が丹念に描かれています。

おそらく主題歌の権利関係なのでしょうが、ビデオ化・DVD化されていません。活字だけではなく、映像で見たい作品です。
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5つ星のうち 5.0 面白い, 2011/11/26
残念ながらTVドラマは観たことがないが、最後の家が流されるシーンで話題なったことは聞いていた。
読み始めると当時の世相がちりばめられ、一見平穏な家族が皆秘め事を抱え、それらが露わになり一気に家族崩壊に向かっていくという山田太一のドラマでよくみかける最後の大喧嘩ドタバタのような、話の急展開が楽しめた。
よく、こんな普通の日常の中からネタを考えたものだと思う。
ぜひ、TVドラマの再放送を熱望する。
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