父をいつまでも想い続ける娘のひたむきな姿が、美しい。そして、想いを抱えながら「かけがえのない人」に出会い、自分の人生をしっかりと歩いていくその姿もまた、生きる力にあふれていて、美しい。
本書は、2001年アメリカアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したオランダの作品を、監督自身の手によって絵本化したもの。さまざまな濃淡の茶色をつかって、岸辺の風景が描かれていく。人や木、自転車から長く伸びる影と、白っぽい光のコントラストが鮮やかだ。訳者は、『たいせつなこと』のうちだややこ。静かで、過不足のない日本語が作品世界と見事に溶け合っている。(門倉紫麻)
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そして亡くなった父を思い出し
主人公の少女に自分の姿を重ねてみたり、
言葉にならない“心”が見えてくるような
そんな気がした本です。
優しいセピア色の絵本。
幼い少女が主人公です。... 続きを読む
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