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岸和田だんじり祭 だんじり若頭日記
 
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岸和田だんじり祭 だんじり若頭日記 [単行本]

江 弘毅
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「祭こそ人生そのもの」「祭の二日は人の一年や」地元の人間が
そう言ってはばからない岸和田だんじり祭は、いまや「ラテン大
阪の祭」の枠を超えて「日本の祭」としての地位を確固たるもの
にしている。
「関西にこの人あり」と評判の『ミーツ・リージョナル』編集長
であり、岸和田で生まれ、だんじりで育った著者が、平成十五年
度の岸和田だんじり祭で若頭筆頭となった体験をもとに、祭に明
け祭に暮れる怒濤の日々を綴る、激走!実録だんじりエッセイ。
大阪人と全国の祭好きの心わしづかみ、だんじり史上初のインサ
イド・レポート。

内容(「BOOK」データベースより)

あの大阪名物『ミーツ』編集長がだんじり若頭筆頭だった!街でいちばん“だんじり”なエディターの、祭に明け祭に暮れる怒涛の日々を綴る、激走!だんじりエッセイ。

登録情報

  • 単行本: 298ページ
  • 出版社: 晶文社 (2005/8/1)
  • ISBN-10: 4794966784
  • ISBN-13: 978-4794966780
  • 発売日: 2005/8/1
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 423,752位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
著者は地元の有名雑誌『ミーツ』の編集長であり、毎日新聞の「ひと」欄に紹介されていたのを見て購入。
祭当日だけではなく普段の「寄り合い」からすべてが始まるだんじり祭のことがよくわかるし、今年も実際にだんじり祭を見に行ったのだが、岸和田のだんじりピープルのその情熱がダイナミックに表現されていて、ほんとうに1年がだんじりのためにあること、「根回し社会より、遣り回し人生」に深く納得した。
ただ盛り上がればいい「イベントと祭とは違う」。
知っている人なら分かるが、岸和田だんじり祭について語ることは、とてもむずかしい。この本には「現役」の人にしか書けない話が満載で、地元では大きな話題になっていると聞いた。
内田樹(神戸女学院教授)の解説文がとても秀逸で、面白くて笑ってしまったけれど、それ以上に著者の筆致が冴えている。
第3章の「岸和田の編集者」は祭り以外の話だが、東京の消費文化論にまでとらえている深さに感動してしまった。
文体はリズミカルだが時には難渋な表現もある。けれどももの凄く上手い書き手だと確信。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ymnk
形式:単行本
痛快。
そして、人生の喜怒哀楽全てが、だんじり祭というものを媒介として語られた、そんな奥行きの深い良書。

伝統ある祭が主題となるため、文化的側面がクローズアップされているように一見感じられます。が、だんじり祭を構成する組織体系とそのコミュニケーションの率直さは、ビジネス社会における企業や人間関係の理想的なあり方をも再考させられました。

読者が、ビジネスマンなのか起業家なのか、主婦なのか子供なのか、関西人なのかそれ以外のエリア出身者なのか。
属性の差異により、最も気持ちが揺さぶられるポイントは異なるでしょう。
ですが、その感性レベルの高さに因り、同書の本質を洞察しうるものと思われます。ある人は五感で、また別の人は知性で。
関西人(大阪人)の自分には、シンプルに楽しめました。

次代を担う若者にも、世の悲哀を知る熟年層にも、是非手にとって欲しい一冊です。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TakahiroPE VINE™ メンバー
形式:単行本
著者は岸和田だんじり祭で若頭筆頭を務めた本当の当事者である。

3章立てで、1章はだんじり祭を当事者の視点で表現した書き下ろし。2章がブログでの連載を編集した日記で、3章は筆者の投稿記事がまとめられている。

2章の日記では祭礼に向けての準備や会合などの日常を日記として書かれているが、岸和田旧市のだんじりがどのうような性質の祭礼であるかとか、だんじりを通して培った哲学などが、ところどころにちりばめられている。

岸和田だんじり祭の特徴は、なんと言っても「だんじりの遣り回し」であるが、曲がるように造られていないだんじりをいわば「無理やり」回すために、何十人が各々の役割を瞬間瞬間毎に全うするからこそできる神業とも言える。

「瞬間毎に全うする」と書いてしまうのは簡単だが、それができるための条件も並大抵のことではない。

何しろ「瞬間」である。他の役割がどうなっているかなど周囲を確認している暇なんかない。

一人一人が瞬時に自分の置かれている状況を判断し、できることを全力でやる。

そのためには自分の役割を熟知することは勿論、周囲を完全に信頼していなければできない。

全員がその瞬間に自分ができる全力を尽くせる信頼感が基礎としてあるからこそ、曲がらないはずのだんじりを遣り回せるように思える。

命がけの状況での信頼感は、地域の交流などというありきたりな言葉では表現できない密度の濃い繋がりでなければ醸成されないだろうけれど、岸和田旧市に連綿と続く町内の繋がりがそれを可能にしているのだろう。

集団で何かに没頭して、満足の行く結果を出した経験がある人なら、どこかで共鳴する体験が思い起こせるはず。

そこには組織のあるべき理想的な姿があるように思える。
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