岸信介の生前のロングインタビューにより構成された戦前戦後史でありながら、岸信介という人間がいかに生まれ、いかに行動したかわかる本です。
岸は、とても素直にインタビューに応じ、自らの生涯を告白しており、また、編者が岸信介研究の第一人者ということもあって、非常に有益な本に仕上がっています。
岸だけでなく、戦後政治、また、政治のあり方について知るためには必読の書といってよいでしょう。
この本には、岸の生い立ちから、政治思想、岸の政治闘争方法、そして、巣鴨プリズンでのこと、政敵や田中角栄論、総理総裁論など多様なトピックに及んでいます。
また、岸のコンプレックスにも及んでおり、岸自身、自らの体が強くないことに対して、コンプレックスを持っていたことがわかります。
岸は、総理としての資質として、見識、総裁としての資質を面倒見の良さをあげています。