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岳 6 (ビッグコミックス)
 
 

岳 6 (ビッグコミックス) [コミック]

石塚 真一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • コミック: 217ページ
  • 出版社: 小学館 (2008/1/30)
  • ISBN-10: 409181719X
  • ISBN-13: 978-4091817198
  • 発売日: 2008/1/30
  • 商品の寸法: 18 x 12.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 東の風 トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:コミック
 山岳遭難救助隊員・島崎三歩の前向きな言葉、迷っている三歩に勇気を与えた恩師の言葉、山荘のおばちゃんがトイレで流す涙・・・。山を愛し、山に登る人たちの言葉や心映えのまっすぐで、あたたかなところに、ぐっときちゃいますねぇ。
▲ シリーズ第3巻「オトコメシ」に登場した少年・横井ナオタと、三歩にいちゃんとの再会の話・・・・・・「半分成人式」。
▲ 父親と娘、ふたりにとって忘れられない思い出が、登山の最中のアクシデントを通して生まれる様子を描いた・・・・・・「旅立ち」。
▲ 少年院から山小屋に来た少年と、少年を世話する山小屋のおばさんとの気持ちが通い合う姿を綴った・・・・・・「僕にとっての山」
▲ 山で道に迷った若者の視点から、救助を要請した側と捜索する側との接点、彼らが邂逅するまでを描いた・・・・・・「山男」
 ▲印をつけたこの四つの話が、なかでも面白かったです。
 そのほか、「日本一の山」「運勢」「信念」「ルート(前編)」「ルート(後編)」を収録しています。『ビッグコミックオリジナル』 2007年第17号〜2008年第2号に掲載された作品。
 このシリーズの清々しさと、心にしみる味わいはとっても好きですが、本巻もよかったなあ。何度も目頭が熱くなりました。
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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
山にて 2008/1/31
形式:コミック
この巻では主人公三歩が世話になっている谷村山荘のオバちゃんの人となりが掘り下げられています。その中でも少年院から出た少年を山荘に引き取り一緒に生活する話がとても良かったです。山でひと夏過ごした後、町に働きに出た少年が家族を持ち何年かぶりに戻ってきた時の感極まったオバちゃんの顔がたまりませんね。ひと夏ですが一生懸命育てた子が立派になって帰ってきた嬉しさが最後のカットにすごく良く出ています。泣きの話は色々有りますがこの作者のストーリーは泣かせようとして動く話でなく、生きたキャラクターが動いた結果が淡々と描かれそれに読者が心を震わせるのでしょう。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By @poor work トップ500レビュアー
形式:コミック
映画が公開され、今や一般に広く膾炙された「岳」。
私も山屋のはしくれ。もう長い間三歩と付き合っています。

その三歩の数あるエピソードの中でも、
私はこの第6巻にある富士山のエピソードが特に気に入っています。
作品の主舞台である北アルプスでもなく、山屋ゴコロに火をつける
峻険な山でもない富士山のエピソードに何故?
と聞かれれば、理由はこうです。三歩のこの台詞が、大好きだから。

「一度登った山は、今までよりずっとキレイに見えるんだよ」

そうです、そう、そう。

山に親しんでゆくうち、いずれ必ずといっていいほど感じるのが
「山と一体となっている」
という感覚です。
登山の苦しみの中に、自我さえも没入して、つまらない日常のあれこれは吹き飛び、
ただあるがままのようにある。
そんな境地に至ったとき、自他の境は消えて、自然と渾然一つになる。
山に登っていると、そういう感覚にとらわれることが多々あります。
まさに多即一にして一即多、事事無碍法界の境地とでもいいましょうか。

そうして一度登った山は忘れえぬ存在となって、
いつも自分を見守っていてくれる、いや、自分そのものなのだ、と、
そんな風に感ずることさえできるのです。

山に登ることは、無我夢中になることだと思うのです。
高い山でも難しい山でなくてもいい。
その山を登った時、それはその人だけの山。
そしてそれはまた何の矛盾もなくみんなの山でもあるのです。
「岳 ―みんなの山―」
このタイトルに最もふさわしい一言が、まさにあの三歩の台詞に凝縮されていると思わずにいられません。
難しい言葉一つ使わず山の魅力を表現してくれるこの作品に感謝。
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