山岳遭難救助隊員・島崎三歩の前向きな言葉、迷っている三歩に勇気を与えた恩師の言葉、山荘のおばちゃんがトイレで流す涙・・・。山を愛し、山に登る人たちの言葉や心映えのまっすぐで、あたたかなところに、ぐっときちゃいますねぇ。
▲ シリーズ第3巻「オトコメシ」に登場した少年・横井ナオタと、三歩にいちゃんとの再会の話・・・・・・「半分成人式」。
▲ 父親と娘、ふたりにとって忘れられない思い出が、登山の最中のアクシデントを通して生まれる様子を描いた・・・・・・「旅立ち」。
▲ 少年院から山小屋に来た少年と、少年を世話する山小屋のおばさんとの気持ちが通い合う姿を綴った・・・・・・「僕にとっての山」
▲ 山で道に迷った若者の視点から、救助を要請した側と捜索する側との接点、彼らが邂逅するまでを描いた・・・・・・「山男」
▲印をつけたこの四つの話が、なかでも面白かったです。
そのほか、「日本一の山」「運勢」「信念」「ルート(前編)」「ルート(後編)」を収録しています。『ビッグコミックオリジナル』 2007年第17号〜2008年第2号に掲載された作品。
このシリーズの清々しさと、心にしみる味わいはとっても好きですが、本巻もよかったなあ。何度も目頭が熱くなりました。