発売当日(09年11月20日)に購入しました。国語辞典の真価は数カ月使ってみないとわからないものとは思いますが、ざっと見た印象を述べてみます。
紙のケースは高級感のある装丁。本体のビニール表紙は濃いねずみ色で、地味ながら上品な仕上がり(やや女性的)になっています。
見出し語は6万5千語。第6版では縦組と横組の2タイプがありましたが、第7版は今のところ縦組しか発売されていません。
本の厚みは三省堂「新明解国語辞典」とほぼ同じ。大修館書店「明鏡国語辞典」と比べるとだいぶ薄い。
活字のレイアウトはきわめて保守的です。囲みコラムを設けたり、重要語に星印をつけたりといったビジュアル的な工夫はいっさいありません。図版や色刷りもない。
前書きの説明によると、この辞書が視野に収めているのは過去100年くらいの言葉らしい。現在ほとんど使われなくなった語でも、明治から昭和にかけて普通に使われていた語なら採用しているとのこと。それゆえ、ごく最近の新語・俗語の採用には消極的になっています(とはいっても「コピペ」「地デジ」などが載っていたりする)。
私自身、昔の小説などを読んでいて知らない語に出合うと辞書を引くことが多いので、古い言葉もきちんと載せていることはありがたい。新語・俗語のたぐいはケータイで検索したほうが最新の情報がわかるから、紙の国語辞典には載せなくてけっこう、というのが私の持論です。
新味なものを求めず、標準的な国語辞典をお探しの方にはおすすめできる辞典です。