3.11
あの地震、あの津波。
信じられない光景を目の当たりにして、
岩手日報社の記者は何をカメラにおさめ、
何を報じたのか。
何を感じたのか。
これは、岩手の記録であり、
岩手の人が記事の中にあらわれてくる。
涙なしには読めない。
忘れられないことが、ある。
1つ1つのメッセージが、胸をうつ。
圧倒的な写真と、事実描写に、
あのとき、あの場にいた者にしか書けない文章を知る。
“夜が明け、周辺を歩いた。建物が、船が道路をふさぐ。泥をかき分け、家族を探す人、がれきの隙間をくぐり抜けて自宅に入ろうとする人。あまりに悲惨な光景に「自分に何ができるだろう」とたじろいだ。写真を撮るため、声をかけた男性に「この状況をしっかり見て伝えてくれ」と話され、カメラを強く握りしめた。”