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岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書)
 
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岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書) [新書]

河合 敦
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

三大財閥中、三百年以上の歴史を持つ旧家の三井・住友に対し、三菱は明治の動乱に乗じて短期間で巨万の富を築いた特異な会社である。坂本龍馬の遺志を継いで海運業を起こし、権謀術数を駆使してわずか五年で頂点を極めた政商・岩崎弥太郎。日本初のビジネス街・丸の内を建設した二代目・弥之助。戦争景気で業績を伸ばし、昭和の大不況を勝ち残った三代目・久弥と四代目・小弥太。時代に即した巧みな経営術と、現在も続く財界随一のグループ結束力で成り上がった一族、岩崎家四代のビジネス立志伝。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

河合 敦
1965年、東京都生まれ。青山学院大学史学科卒業、早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。高校教師として教壇に立ちながら、歴史作家・歴史研究家として、数多くの著作を刊行。「世界一受けたい授業」(日本テレビ)の講師など、TV番組にも多数出演している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 213ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2010/01)
  • ISBN-10: 4344981561
  • ISBN-13: 978-4344981560
  • 発売日: 2010/01
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 弥太郎・久弥の生き方から、事業とは何かを考える, 2010/7/19
By 
レビュー対象商品: 岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書) (新書)
岩崎弥太郎。乱世に頭角を現す強い個性とカリスマ性。そのエネルギ−の根源は、極貧というコンプレックスとそれをバネにした強烈な上昇志向である。生来の好戦的性格がそのベクトルをさらにパワ−アップさせ、長崎での土佐商会での実績、明治後の三菱商会による海運事業の成功へと導く。しかし、出る杭は打たれる。明治14年の政変で、時の薩長専制政府の主である伊藤博文から大隈重信の資金源とされ、政治的に三菱を葬り去るべく作られた政府出資の共同運輸会社と泥沼の死闘を演じる。「強烈な上昇志向で壮大な夢を語れること。そして強靭な忍耐力。」これが企業家スピリット。

岩崎久弥。強烈個性の兄とは一味違う大局的展望に立った冷静な判断力。共同運輸との死闘の最中に逝去したを兄・弥太郎の後継として、大いなる決断で事業をリセット、三菱から主力の海運業を分離することにより政治的難局から脱し、新生三菱の創生を多角経営に求め、近代的なビジネスとして7年で三菱流ガバナンスを確立し、後の三菱財閥の礎を築いた。そして若干42歳で弥太郎の長男・久弥に三菱を譲る。なんと鮮やかな禅譲か。

本書には、大きな仕事を成し遂げる大起業家が心すべきこと。また、その事業を発展させるための二代目や側近のなすべきことが多く語られている。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 企業の変化  渋沢家三代、三菱四代, 2010/6/19
By 
広島か?東京か? "ブックレビュー" (品川区西五反田) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書) (新書)
渋沢家三代という本を以前読み、
その中でも登場する三菱と三井の戦い
渋沢栄一の三井側からだけではなく、三菱側からも歴史を知ると面白いです。

日本の幕末や明治を支えた人物、そして企業が、
どのように変化しながら、現在につながっているのか。
それは一代ではなく、二代目、三代目と続いたからこそであること。
ドラマ以上の奇跡のようで、感動すら覚えました。

三菱といえば、岩崎弥太郎の海運業が有名ですが、
今ある三菱は、二代目弥之助の功績が大きいとも言える事を初めて知りました。
また、人材採用に力を入れ、今とは比較にならないほどのエリートでもあった大卒を
当時採用していたことも、良いエピソードとして学びました。
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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 弥太郎がいい!, 2010/2/27
By 
Lehman Packer (神奈川県) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書) (新書)
 岩崎弥太郎が魅力的です。強すぎる自我で、衝突の絶えない性格だったようです。近くにいる人は迷惑しょうが、でも憎めない感じですよ。

 例えば、親父が飲んだくれて庄屋にケチをつけて、取り巻きにボコボコにされて帰ってきた時の事です。親子で奉行所に訴えたが相手にされず、腹いせに奉行所の白壁に「役人は賄賂をもらっており、訴訟は愛憎で決定してる」と奉行所の悪口を書いてしまったことなど、随分ととんでもない奴だと思いませんか。でも、奉行所も後ろめたいのか、一度目は白壁を上塗りして不問にしたのを、弥太郎はもう一度その白壁に同じ事を書いてしまって、今度は奉行所も怒って、弥太郎を牢屋にぶち込んでしまったそうです。笑っちゃうでしよ。
 しかし、そのとき牢屋に入ったことで他の囚人から簿記などの商売の基礎を学んだというのだから、人の人生なんて分からないものですね。

 やがて藩命で長崎に赴任したのですが、今度は女に入れあげて公金を使い込み、結局その仕事は自ら辞めてしまったというのも、そこだけ読めば相当な駄目人間です。
 子供の頃は物覚えが悪く、学業がてんで駄目だったというのも、個人的には共感します。

 やがて商売人として成功するのですが、弥太郎の時代は三菱はほとんど海運だけの会社だったことは意外でした。
 明治14年の政変で負けた大隈側の資金源と見なされた三菱は、政府が創った共同運輸に競争を仕掛けられ、これに応じた弥太郎は共倒れ寸前までの死闘を繰り広げたそうです。成功しても丸くならない所がいいでしょ。

 弥太郎の跡を継いだのが弟の弥之助です。こちらは温厚な性格でした。しかし経営は大胆で、まずは共同運輸と手打ちをして海運から撤退し、その後は鉱山の買収や造船所の構築、丸の内の土地購入と進め、現在の三菱の基礎を作りました。

 著者の人生訓が所々に入ってるのが鬱陶しいですが、そこを読み飛ばしてしまえば、概ね楽しんで読めます。
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