ずっしりと重みのある大型本。
その分写真も大きく、愛らしい猫の姿が視界に飛び込んでくる。
添えられたコメントはほんの一言でシンプル。
それを読んで「なるほど」と写真の意味を理解することもあれば、共感し、微笑んでしまうこともある。
無邪気で自由な猫たちの、猫たるものはこうなのだ、というありのままの姿を、
見守るように同じ目線で見ているのが伝わってくる温かい写真がこれでもかとまとめられている。
内容には満足だが、大型本が立派過ぎて気軽に眺めるには敷居が高い。
きちんとテーブルの上にでも広げなければ、まるで電話帳のような厚みのハードカバーの本はじわじわと重くなりのんびりと見ていることは大変な重労働になってしまうかもしれない。
ただし猫の本だからコタツに寝転がってぬくぬくとしながらページを繰るのが似合いそうだとも言えるが(笑)。
タイトルは猫好きのためのとしたが、もちろん、猫好きじゃなくても微笑んでしまうことは請け合いだ。
本来「かわいい」というのは赤ん坊や動物の邪気の無い姿に向けられていた言葉だそうだから、この本はまちがいなく「かわいい猫の本」だと言える。
岩合光昭のネコ-47都道府県の408にゃんこ