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岡本太郎 (PHP新書 617)
 
 

岡本太郎 (PHP新書 617) [新書]

平野 暁臣
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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合計価格: ¥ 1,288

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商品の説明

内容紹介

「人生、即、絶対的な闘いなのだ。それは絶え間のない、
永遠の冒険だと言ってもいい」――岡本太郎
今なお人気の衰えない岡本太郎。彼の代表作である太陽の塔は、
1970年の大阪万博で生まれた。しかし、太陽の塔は万博のシンボルではない。
それどころか、万博への反逆にほかならなかった。
権力、伝統、常識、既成概念、自分自身……あらゆるものと闘い続けた男が、
最後に挑んだものとは? 若き日の苦悩、パリでの運命的な出会い、
母国での絶望、縄文へのめざめ、日本人としての覚悟、そして呪術。
彼は、太陽の塔に何を賭けたのか。太郎の生涯のパートナー・岡本敏子の甥であり、
生前の太郎にも近しかった著者が迫る。

「成功しようと思うな。失敗したっていい」
「いつも危険だと思うほうに自分を賭ける。それが生き甲斐だ」。
読者を励まし、勇気づけ、挑発する力強い言葉が多数。
情熱のままに生きた芸術家が、現代の私たちを挑発する。

登録情報

  • 新書: 243ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/8/18)
  • ISBN-10: 4569771475
  • ISBN-13: 978-4569771472
  • 発売日: 2009/8/18
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 96,604位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 買いといえば買いですが・・・。, 2009/9/23
レビュー対象商品: 岡本太郎 (PHP新書 617) (新書)
敏子さんの甥である著者による、太陽の塔の成立と、万博というイベントにあってそれが有していた意義と特異性について考察することで、昨今再び脚光をあびる岡本太郎の人となりを紹介した新書です。ただ、途中に差し挟まれる生い立ちなどは簡略化に過ぎるきらいが無きにしもあらずで、白紙の状態で本書を手にした人が、ここから思い描く岡本太郎像には一抹の不安が残りますし、随所で用いられる「太郎さん」は、身近にいたからこそ見えなかったといった類いの、対象化の不足を露呈しているように思えました。厳しいことを書きますが、岡本太郎についてなにかを知ろうとすれば、その著作や作品に直接触れてみるのが近道だし、手っ取り早いように思います。しかし、「縄文の発見」をはじめ、岡本太郎は生前、優れた解説者ではありましたが、その反面自らの在り方や作品については、晩年の道化に徹した姿も含めて、解説や要約を拒むというのが一貫した彼の姿勢であり覚悟であったと思えてなりません。
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5つ星のうち 4.0 日本芸術界を自ら啓蒙し、そして破壊した生涯。, 2011/2/28
レビュー対象商品: 岡本太郎 (PHP新書 617) (新書)
話は万博事業の意義の説明から始まります。日本が国家の威信を賭けて行うプロパガンダ事業に、その対極にある前衛芸術の旗手を起用することはリスク以外の何者でもない。当時の政府の覚悟と、太郎の覚悟、つまり「挑み」が語られます。

このあたりの紆余曲折は、先日のNHKドラマ「TAROの塔」にも描かれていたので、ご覧になった方も多かったでしょう。パリ時代の衝撃と帰国後の落胆。戦後自ら日本芸術界を啓蒙し、それを自ら破壊する。その説明は分かりやすかったです。

ただ、この本は太郎の思いの一部を代弁する本でこそあれ、いわゆる評論ではないことに注意。著者は岡本敏子の甥にあたる身内であり、文中でも「太郎さん」と表記しています。その点は割り引いて考えなくてはなりません。
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5つ星のうち 3.0 「太陽の塔」を検証する人材が、まだまだ後に続く必要があるだろう, 2011/3/9
By 
ワクロー3 (扶桑蓮池) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 岡本太郎 (PHP新書 617) (新書)
 岡本太郎さんの業績と生い立ちとを把握する「入門編」として、分かりやすい一冊。著者は、岡本太郎の身近にいて、基本的に、太郎さんへの崇拝モードで貫かれている。

 あの、今見ても仰天するくらい謎に満ちている、太陽の塔が、どうして万博会場に出現することができたのか。その経緯について概略している。

 永遠に記念碑として残すはずだった、建築家の菊竹清訓が設計した「エキスポタワー」の方が、すでに解体され、万博終了とともに廃棄されるはずだった、岡本太郎が製作した「太陽の塔」が、永久保存されている不可思議。

 壊せない呪力を、太郎さんは、太陽の塔に込めたのか。考えると痛快だ。この本には、その背景が描かれている。

 「太陽の塔」にこめた太郎さんの気魄は、時代を超えて、今も、我々に語りかけてくる。その思いは、まったく共感できる。

 この本に関して言えば、 著者は、太郎さんの身近にいすぎたからだろう。もっと具体的に知りたい、と思うことが岡本太郎サイドからだけ描かれていて、底が浅い点が残念だ。

 この本には、興味深い素材がいくつか提示されている。

 (1)「太陽の塔」の出現をめぐり、「激しい批判を行った」人々がいた
 (2)誰もが許諾を得られないだろうと思っていた人物が、太陽の塔の出現案に「意外にも一発で了解」
 (3)太陽の塔のために、自作の設計に巨大な穴をぶちあけられた著名建築家の立場
 (4)「岡本太郎なんて10年後には消えている」と断言した人物
 (5)太陽の塔の内部空間を作る人々に、太郎さんの情熱が伝染し、いつしか熱中して、作業に没頭

 この当事者に当時を語り、現在を述べてもらうことで、岡本太郎さんの業績は、より深く再現することができるはずだ。それは、好奇心を掻き立てる読み物にもなっただろう。

 その点だけが惜しまれる。

 夏休みが終わり、学校に戻ってきた、友人のミヤジキヨシが「岡本太郎のタイヨウノトウ。すごかったぜー」と興奮して話していたっけ。時間は戻らない。ああ、僕も行っておけばよかった。人生たったひとつの悔いがあるとするなら。大阪万博で太陽の塔を体験できなかたことだ。
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