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山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)
 
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山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ) [単行本]

三津田 信三 , 村田 修
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,995 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

「山魔に嗤われたら
……終わり」

忌み山で人目を避けるように暮らしていた一家が忽然と消えた。そのときから惨劇は始まったのだともいえる。村を守る「六地蔵様」にまつわる童唄、まるでそれをなぞるかのように、一人ずつ……。

「しろじぞうさま、のーぼる」
一人目の犠牲者が出た。
「くろうじぞうさま、さーぐる」
二人目の犠牲者──。
「あかじぞうさま、こーもる」
そして……。

山魔が現れた──

『首無の如き祟るもの』に続く刀城言耶シリーズ長編書き下ろし!

内容(「BOOK」データベースより)

忌み山で人目を避けるように暮らしていた一家が忽然と消えた。「しろじぞうさま、のーぼる」一人目の犠牲者が出た。「くろじぞうさま、さーぐる」二人目の犠牲者―。村に残る「六地蔵様」の見立て殺人なのか、ならばどうして…「あかじぞうさま、こーもる」そして…。六地蔵様にまつわる奇妙な童唄、消失と惨劇の忌み山。そこで刀城言耶が「見た」ものとは…。『首無の如き祟るもの』に続く渾身の書き下ろし長編。

登録情報

  • 単行本: 432ページ
  • 出版社: 原書房 (2008/4/21)
  • ISBN-10: 456204151X
  • ISBN-13: 978-4562041510
  • 発売日: 2008/4/21
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:単行本
「成人参り」という通過儀礼を行っていた郷木家の四男・晴美は、
道に迷い、忌み山として恐れられている乎山に迷い込んでしまう。

そこで、さまざまな怪異に見舞われた晴美は、
ほうほうのていで、山の一軒家にたどり着く。

その家には、郷木家と山林境界地のことで対立し
ていていた、鍛炭家に連なる家族が暮らしていた。

ところが翌朝、晴美が目を覚ますと、その一家は全員、
朝食を食べかけの状態にして、忽然と姿を消していた。

そうした、不可解な出来事が綴られた晴美の手記を読んだ刀城言耶は、
早速現地を訪れるのだが、そこで彼を待っていたのは、六地蔵の童唄に
見立てられた連続殺人だった……。

マリー・セレスト号事件を彷彿させる一家消失や童謡見立て殺人、顔のない死体
と人間入れ替わり、そして密室など、本格ミステリの趣向やガジェットがふんだん
に盛り込まれ、それを作者一流のホラー・センスによって、サンプリングした本作。

関係者を前に、事件の絵解きをしながら、同時に仮説の上書きをしていくという
刀城言耶独特の探偵法は、本作でも健在ですが、そうした、あくまで理性的な
推理の試行錯誤が、逆に怪異を招き寄せているような印象も否めません。

とはいえ、犯人特定に至る論理展開には、いっさい淀みはなく、特に、クイーンの某作
××××を援用したロジックには、作者の本格ミステリに対するオマージュを感じました。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ポチR トップ50レビュアー
形式:文庫
このシリーズを読むのは3作目。戦後の昭和、まだ地方には因習が残っている時代。そこで起きる殺人事件、そしてオカルトめいた不思議な現象。大変魅力的な設定で、心惹かれて手に取るわけだが…。3作に共通して感じることは、初めで引き込まれ、途中も気になって次々にページをめくり…。そして、最後の謎解きで失速してしまう。そしてラストのあっさり感に対する物足りなさ。

この「山魔の如き嗤うもの」も、導入部の「忌み山の一夜」(これだけで100ページ以上ある大作。ひとつの物語として通用する)で一気にこの物語の世界に引き込まれる。そして刀城言耶の登場。事件の始まり。事件の終わり。そこまではいいのだ。しかし、そのあとの謎解き、そして終章でのどんでん返し…。さらにラスト。ラストについては、「えっ?ここであっさりと断ち切って終わってしまうのか?!」。それが正直な感想だった。

著者が書きたいのは、横溝正史的な世界なのか、それともオカルトなのか。その立ち位置が今ひとつはっきりしないのが、すっきりしない理由なのかと3作読んで感じている。自分としては、何度も読み返したい作品となっていないのが残念。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:単行本
民俗学的伝奇ホラーと本格味の融合で知られる作者の魅力が味わえる秀作。物語は神戸地方の一集落の初戸に住む郷木の通過儀礼の回想記で始まる。儀礼は山神様が居る巳山とも眉山とも呼ばれる三山への御参り。半面老婆・半面熟女の山女郎伝説。山行の途中で出会う賽の河原、そこから聞こえる赤ん坊の泣き声、山女郎らしき老婆、空翔ぶ真っ赤な天狗...。初っ端から禍々しい雰囲気が横溢する。「遠野物語」の世界を濃くした様。郷木は三山の裏の山魔の住処と言われる忌み山の乎山に迷い込み、柳田言う所の"山人"が住む不思議な家に投宿する。彼等は三山の裏の奥戸の炭焼人元締めの鍛炭家の縁者だった。そこで聞く、鍛炭家が係った乎山の金脈騒動。鍛炭家と山林王楫取家との確執。そして翌朝、家と山道の二重の密室から忽然と消失した山人一家...。この手記の虚実が興味を惹く。

この手記に興味を持った刀城は奥戸に出向く。早速起きる乎山の家での童唄見立ての密室殺人。被害者は鍛炭家の当主立治。ケレン味と異界性の融合に作者の心意気を感じる。続く見立て殺人の被害者は立治の三男広治。童唄の基となる村の「六地蔵」、乎山の「六壷の穴」、採掘跡の「六墓の穴」、旅役者の「六変化」との拘りが好ましい。しかし、被害者が鍛炭家一族のみで、動機に捻りはあるのだろうか ? だが、三番目の犠牲者は楫取家当主の力枚。死体は「六つの部位」に切断されて、各々「六墓の穴」に遺棄される。「六」への拘りは続くが、動機は一気に不明化する。そして童唄をなぞる様に更に三人が一気に惨殺される...。

後半、妖異性が薄れ、また力技が過ぎるようだが、結末の二転三転する刀城の推理場面は迫力がある。そのために作者が用意した伏線にも感心した。「御山」は人の邪心を増幅させる装置、と言う作中の言葉が印象に残る力作。
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「世界」とどう折り合いを付けるかの物語
現代ミステリにおける探偵役は、「神のごとき明察」をもって快刀乱麻、真相を喝破したりはしない。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: hikagemono
最後の二転三転がいただけません。
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出だしは本当に面白かった。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ルンメニゲ
ホラー感、本格派感あり、いいんだけど最後が…
横溝的な世界観の中にホラーや本格推理的な要素がちりばめられていて、
かなり読み応えがありました。民族的なホラーというか、怪異譚なども... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: Richmond#15-01
山魔に嗤われたら、終わり。。。ホラーと本格ミステリの融合した快作。
09年度本格ミステリベスト10「1位」受賞作であり、刀城言耶シリーズ長編としては「厭魅」「凶鳥」「首無」に次ぐ4作目。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: Denning-F
世界観良し
人里離れた村落での謎の怪事件・・。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: フィクサー
シリーズで読んでみましたが…。
つながりがあるようなので「首無しの〜」と一緒に読んでみました。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/15 投稿者: 玄豊
横溝正史の世界を彷彿とさせる
<2009本格ミステリ・ベスト10>
第1位に輝いた作品です。

山魔を巡る怪異に彩られた雰囲気の中、... 続きを読む
投稿日: 2009/1/15 投稿者: 悶
おもしろいんだけどなぁ〜
昨年、数々のミステリやミステリーの賞で名前が挙がっていたことから、手にとってみました。... 続きを読む
投稿日: 2009/1/12 投稿者: やさい
ベストテン入り間違いなし。
この作品は今年のベスト10にあげられること間違いなし、と思うが、個人の感想としては冒頭も途中も全く怖くない、どうにもならない作品と感じた。ホラー味は無意味。恐がれ... 続きを読む
投稿日: 2008/11/22 投稿者: 風
2008年の傑作
前回の「首無の如き祟るもの」も傑作だったが、この作品も劣らず傑作であった。終盤のどんでん返しもあり、非常に楽しめた。この作家はホラーと本格を見事に融合させて、すば... 続きを読む
投稿日: 2008/9/12 投稿者: ゴネット大佐
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