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山霧―毛利元就の妻〈下〉 (文春文庫)
 
 

山霧―毛利元就の妻〈下〉 (文春文庫) [文庫]

永井 路子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

大国にはさまれて圧迫される中国地方の小国主は、明るい妻に励まされて次第に本領を発揮し、戦国乱世を生きぬいていく。歴史長篇

内容(「BOOK」データベースより)

中国地方は大内氏と尼子氏の二大勢力が根をおろし、そのはざまで元就はたえまなく翻弄されていた。しかし、政略結婚でありながらまれにみるほど愛された妻の天性の明るさに支えられて、元就は次第に実力をつけ、一歩一歩戦国大名への階段を上っていく。乱世を生きぬく武将とその妻を描いた、長篇歴史小説。

登録情報

  • 文庫: 397ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1995/11)
  • ISBN-10: 4167200333
  • ISBN-13: 978-4167200336
  • 発売日: 1995/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 38,271位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
安藝国の地方国人として大内・尼子の二大名の狭間で生き抜こうとする毛利元就とその妻・おかたの物語。下剋上・弱肉強食であった戦国時代において生き抜くためにはかなり悪辣なこともしなければならなかったことに気づく。元就も例外ではなく、騙討ちまがいのことを何度も何度も経験して自らの地位を築きあげていっている。
血の匂いのしない歴史小説が多いなか、このどろどろとした血なまぐささが僕としてはとても心地よい。それでいてまったく嫌悪を感じないのは永井路子の筆力である。世の中はけしてうつくしいものばかりに囲まれているわけではない、おぞましいものもおそろしいものも隣合わせなのだということに改めて気づきながら、僕は山霧が晴れるような気持ちで本を閉じた。
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形式:文庫
上巻に続き、毛利元就とおかた(妙玖)のやりとりを中心として話が進んでいきます。
二人が生きた時代はどのようなものであったのかと読者に想像させる細やかな描写。
そして、おかたの視点を通して、元就を一人の男性として観察し、武将という面以外にも、夫として、父として、彼がどのような人物であったのか、書かれている点が面白いと感じました。
作者の創作した部分も含まれているのでしょうが、夫婦として共に歩んだ日々を描いています。
物語はおかたの死をもって終わりますので、その後の毛利家についての詳細な描写はありません。
元就が生涯添い遂げたいと願い、事ある毎にそれをぼやいたというのは、ある種彼なりの演技かもしれませんが、妙玖という一人の女性が生きた証ではないかと思います。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gogo_25
形式:単行本
 毛利元就とその妻から見た,毛利家と毛利家を取り巻く諸国の歴史として描かれている。したがって,歴史のドラマというよりは,毛利元就の家族のドラマである。
 多くの歴史小説では武将としての世界観が描かれるが,本書ではむしろ,大きな勢力に翻弄されてかろうじて生き残る弱小国,そしてそのような厳しい状況の中で力を合わせて,子育てをし,領民を守りながら生きる夫婦が,人間として描かれている。
 昨今の厳しい経済状況の中で,家族と社員を守りながら頑張る零細企業の社長さんのホームドラマである。
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