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山行記
 
 

山行記 [単行本]

南木 佳士
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商品の説明

内容紹介

芥川賞・泉鏡花賞受賞作家・南木佳士(なぎ・けいし)が、とことん「わたし」にこだわった風変わりな山行記。
芥川賞受賞の翌年に心身を病み、山歩きで新境地を得た作家兼医師が、「山」と出合い、ひらかれてゆく「こころ」と「からだ」の記憶。これまでにない山の記。
月刊誌「山と溪谷」に掲載された、北アルプス、浅間山、南アルプルの山行記三篇に、書き下ろし作品一篇を加えて再構成しました。
作家という立場から記された希有な山行記であり、著者はじめての紀行文集です。
<見送ってくれているように感じられるのは笠ヶ岳そのものなのか、それともあそこのテント場に残っている「わたし」の幻影か。>(「ためらいの笠ヶ岳から槍ヶ岳」より)

内容(「BOOK」データベースより)

月刊誌「山と渓谷」に掲載され多くの読者の共感を得た、北アルプス、浅間山、南アルプスの山行記三篇に、書き下ろし作品一篇を加えた、著者はじめての紀行文集。

登録情報

  • 単行本: 224ページ
  • 出版社: 山と渓谷社 (2011/3/18)
  • ISBN-10: 4635320030
  • ISBN-13: 978-4635320030
  • 発売日: 2011/3/18
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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『山行記』というタイトルで本格的な山登りの
記録文を期待するひとは読まないほうがいい。

50歳から山歩きを始め、今年で還暦をむかえ
る作家兼医師(おかしな肩書きだが)が、素人
あこがれの槍ヶ岳や北岳に登る。若いひとたち
との山行のしんどさや、はじめてのテント泊で
の不安さがよく伝わってくる。

これから北や南アルプスを歩いてみようと思っ
ている山の初心者には、けっこう有意義な参考
書になるし、小説では見られない著者の素顔が
のぞけるので、文学好きの読者にも一読の価値
はある。
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By K
酔った勢いから出発したメンバーがアルプスの長大な峰に挑む・・・
なんて言うとかっこいいのだが、実施されたその体育会系の山行計画にいつ心が折れるのか?
彼ら自身、自問自答の山行であったと思う。
笠ヶ岳から遙かにみえる槍の先鋒・・・ほんとに行けるのか?
登り下りのルート、仰ぎ見る西鎌尾根からの槍ヶ岳。

足裏の感触、したたり落ちる汗、ザックの重み、ビールの喉ごし・・・
「山行記」と聞けば、山行記録のようなイメージを持つが、
この文章は著者が山から降りて、山仕様の「わたし」から下界仕様の「わたし」へ還るための作業だと理解した。
そう言えば、自分でもブログに記録を載せたり、日記を書くことがある。
これもある意味で確認の作業なのだろう。

山と渓谷に掲載された作品の他に、書き下ろしの作品がある。
TVに出演されたときのエピソードなど、著者の違う一面を見たような気がした。
もう書くためには登らないと仰っているが、今度はもっと楽な山行を楽しめるといいですね。
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By sakura
 この本を読んで、登山したときに感じた、風が肌に触れる感覚や、汗がしたたりおちる感触、どんどん速くなる心臓の鼓動などがよみがえってきました。
 山に入っていくにつれて大きくなっていく普段の生活範囲から遠ざかることの不安や、頂上についたときの心地よさも。
 読み終えた後の余韻はとてもさわやかで、登山経験はまだわずかしかないのですが、また澄み渡った青空の下、山の頂上でおもいっきり深呼吸をしたり、おいしいおにぎりを食べたりしたくなりました。
 頭ばかり使うのに忙しい日常ですが、気分をリセットしたいときにこの本を読みたいと思います。
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