川本真琴によるタイガーフェイクファ名義のマキシシングル。
最近「ミホミホマコト」のユニットとしてのリリースはあったにせよ、彼女がソロで公に音源を発表
するのは 2001 年の「ブロッサム」以来なので、実に 5 年近く経つことになります。いざ新譜が
リリースされて感慨ひとしお、といった感もありますが、それ以上に、アーティストが自分主体で
作品をリリースできる態勢がやっと整った結果なのだとしたらむしろそのことをお祝いしたい気
持ちで一杯です。
さて肝心の内容ですが、2nd.アルバム「Gobbledygook」の世界観とも異なり、ましてや1st.の
ピンと糸が張ったような世界観もここにはありません。むしろ商業主義と一線を画す決意表明の
一枚、と受け取るのは飛躍し過ぎかな。
<2>「やさぐれヤーさんのテーマ」以上にやさぐれた歌詞(by吉田戦車)の <3>「成城学園前の歌」
がサイコーです。
また、楽曲以上に(と言っては失礼かな)ライナーノーツが抜群に良いです。数頁の簡易版です
が「トクガワロマン」なる人が記した解説は、川本さんがメディアから離れてもなお彼女を追い続
けたファンを共感させるに足る見事に的を得た文章だと思いますし、真ん中の見開きの彼女の
写真も非常にすがすがしい本当にイイ写真だと思います。