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山縣有朋の挫折―誰がための地方自治改革 単行本 – 2011/11/23


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商品の説明

内容紹介

日本の最高権力者だった元老・山縣有朋。その山縣の夢が唯一かなわなかったのが地方自治改革だった。優良な社会基盤であったにもかかわらず、日露戦争の犠牲となり、今日の混迷を生むこととなった改革の軌跡を追う。

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ理想は歪められたのか攻防の軌跡に再生の鍵を探る。

登録情報

  • 単行本: 410ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/11/23)
  • ISBN-10: 4532354943
  • ISBN-13: 978-4532354947
  • 発売日: 2011/11/23
  • 商品パッケージの寸法: 20.4 x 15.2 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

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最も参考になったカスタマーレビュー

8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 戸田橋一郎 投稿日 2011/12/15
形式: 単行本
本書は、山縣有朋という人物に対する認識を覆す衝撃の書である。
これまで、山縣によって育てられた軍閥が暴走し、言論の自由を奪い、立憲制を否定し、第2次世界大戦への道を突き進むことになったと理解して反発を感じていたが、本書によれば、暴走したのはむしろ反山縣派であったことは驚きだった。
本書の基本テーマである地方自治についていえば、山縣が地方自治の基礎を創り上げたこと、市民と為政者をつなぐために市や県レベルから積み上げていくことを重要と考えていたことも認識を新たにするものであった。
今回の大阪の選挙結果もあり、地方自治の在り方について今後議論が深まっていく中で、本書は大きな意義をもつものと思われる。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ib_pata トップ1000レビュアーVINE メンバー 投稿日 2013/10/26
形式: 単行本 Amazonで購入
 山縣有朋が優れた江戸時代の自治制度を本格的な議会政治を準備する土台として発展させようとしていた、非常に現実主義的な政治家と描かれています。本人は一介の武弁だと語っていたそうですが、日露戦争後にアジア諸国から植民地支配からの独立を目指した留学生が日本に多く集まるようになると、英仏との友好関係を重視して弾圧するなど、マキャベリ的な現実主義で対応したりして(p.173)。

 大きく見方が変わったのは江戸時代の自治制度の優秀さ。明治維新が欧米列強の圧力に晒されながら大改革を短時間で成し遂げられたのは、江戸時代以前からの確固たる自治の基盤があったからだ、というんです(p.3-)。そして、それは住民自治を基盤とした分権的なものだった、と。臨時的な費用について長百姓集合相談の上決めていたので賄賂が地域行政から排除されていた、というのも、ほとんどの開発途上国とは違って、賄賂による弊害が少なかったことで国家建設には圧倒的に有利だったと思います。大久保利通も江戸の自治制度を優れたものとして尊重したそうですが、そうしたことが落語があまり風情を変えずに継続して演じられてきた原因なのかも。トクヴィルの『アメリカのデモクラシー』では米国における法律家の立場が古代エジプトにおける神官並みだったのと対比して、遠山の金さんの地位もそのぐらいだったみたいな感じで書いていくところも面白かった。<
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Gori トップ100レビュアーVINE メンバー 投稿日 2012/1/29
形式: 単行本
日本人はいつの間にか中央集権に安住してしまった。
国はなんとかしてくれる処ではないのに国を信用してしまった。
山県有朋は権限の多くを地方に移譲しようとした。
だが利権に群がる中央はそれを許さなかった。
中央は山県を排除することに成功した。

今、日本人はあまりにも多くのことを国に要求しすぎている。
そこに乗じて国は税金をあげようとする。
国民は無駄を削れと言っているが、無駄を削ったら国民は増税に同意するのか。

国に多くを望まない国というのを
山県有朋は目指したのではないか。
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形式: 単行本
江戸時代の成果で日本の農村は比較的豊かで担税余力があったので、日本はこれを財源に近代化することができた。しかし、産業の発展は農村よりも都市の財政を潤し、農村は担税余力を失っていったにも関わらず、財政負担の仕組みが変わらず都市よりも負担が重かった。これは農村貧窮化の要因の一つとなり、軍部の台頭の土台になる。また、地方自治体の財政格差を埋めるための財務調整が恒久化して、地方自治の基盤が確立されないまま現在に至る。
山縣有朋の歴史上の重要性や人となりは、岡武義の新書を読んでいたのでさほど新鮮味はなかった。むしろ、日露戦争が財政的には敗戦だったにも関わらず、それを国民に隠したことが太平洋戦争の破局につながっていく姿が印象的だ。
この本は、戦前を題材にしながら、地方自治が相変わらず現代日本の重要な課題であることを認識させる優れものだ。ぜひ著者には現代日本の地方自治についても書いてほしい。
租税の仕組みの説明は丁寧だけれども、税制の知識が乏しい私には十分理解できない箇所が多かった。
注は充実しており、従軍したやなせたかしのコメントといった柔らかいネタも多く、楽しめる。
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13 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 知的趣味人 投稿日 2011/12/7
形式: 単行本
書評によると、「地方自治をめぐる闘いの軌跡には、国家財政再建、地方再生といった現代日本が直面している問題解決へのヒントが隠されている」らしい。
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