この本の凄いところは、読み物として夢中になれるだけでなく、気配りある情報が満載のところです。
読み物要素も、ガイド要素も、それぞれが大変素晴らしいクオリティにあります。
残念なのは、キャッチコピーのせいで「初心者女子限定」という印象があること。
最初、薄っぺらい「山登り挑戦本」の類かと勘ぐっていましたが、いい意味で裏切られました。
20年山に登っている男性の私が読んでも、新鮮に思ったり、共感したり、懐かしく思ったり、考えさせられるところが沢山ありました。
山に興味のあるすべての人に、自信を持ってお勧めできる本です。
山との関わり合いについて、さりげない示唆に富んでいると思います。
ベテランの方にも、強くお奨めします。
初心者の方と接点を持つときに、どういうところに不安や興味を感じるのか理解できます。
私も、「山登りがふつうに似合う優しい世の中になってほしい」と願ってしまいます。