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中学時代の本の大量万引き(!)など、山風の読書癖を物語るエピソードともいえましょう。
中学生活のエピソードは『天国荘奇譚』や『青春探偵団』の元ネタ。
さらにアマベツ親王のモデルとなったらしい狂人アベ松親王(アマベツ→アベマツ=アナグラムですね)が出てきたりと、
風太郎愛読者には興味深いエピソードが満載です。
自らの将来に関しても、
「愚劣なる大衆を興趣の坩堝に叩きこんで引ん廻すテエマと構成力のみはあると確信する」
という、まさに後のミステリ作家、忍法帖作家を自負するかのような発言も。
あとがきで触れられていますが、
短篇『芍薬屋夫人』のプロットが昭和20年には既に完成している事なども見逃せません。
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