山田方谷(ほうこく)は、幕末、備中松山藩(岡山県高梁市)の財政再建を成し遂げた人物。最後の将軍徳川慶喜を補佐した老中首座・板倉勝静(かつきよ)の参謀であった。藩政改革者としては米沢藩主・上杉鷹山が有名だが、陽明学の思想を基に本格的な藩政改革を実行したのは山田方谷の右に出るものはいない。幕末の英傑、越後長岡藩・河井継之助が唯一師と仰いだのが方谷であった。最近、経営者や行政関係者の間でにわかにブームとなっている。
この本は、改革者であり教育者でありそして詩人であった方谷の言葉の中から、含蓄がありそして素読するのに極めて調子のよい言葉が撰された本である。