二宮,櫻井コンビのドラマの山田太郎物語が非常に面白かったのと,
レビューが「面白い、笑った」というのが多かったので購入しました。
家族愛に満ちたドラマとは別物、と十分に割り切った上で
ただ、楽しく笑えたらいいな、と思っていたのですが
かわいい絵は好感がもてたけれど
あまり笑うことができませんでした。
(以降一部ネタバレあり)
ひとつには、食べ物への固執のすさまじさで品がなかったこと。
貧窮国なら同情もします。
「日本の10代の美少年」が
友達の顔についているピザの具をペロッと舐めて食べたり
バナナ1本をもらえるなら
女の子の唇にキスを平気でする。
正直に言ってこの感覚には嫌悪感を感じました。
ドーナツをもっている客を小さな子供たちがヨダレをたらしてかこむ。
かわいい絵で描いてありますが、これも気持ち悪いと思いました。
お金がないので飼っている犬もさばいて食べることは当然、としゃきっと言い切る家族。
公園や動物園の動物もみんな食べ物としてみつめて「おいしそう」という子供たち。
食は命をいただくものです。でもこの家族の場合は何かそれとは違う。
家の中でお金をみつければオバケの置物とか購入して楽しそうにしている母親、
なぜ、非常食になるものを買わないのか、と家族はいわない。
これはギャグです、コメディです、そこをつっこむな、笑ってすませろ、
という方もいるかもしれないけれど
私には笑えませんでした。きれいな人たちならこういうことをしても許されるのか。
それに20歳の女子大生と中学生に子供ができて始まった家庭、という設定。
日本の法律では男性は中学生で結婚できるようになっていません。
そして三男も17歳の高校生で、ほとんどゆきずりの年上女性と寝て子供をもつ。
子育てしているのは立派ですが、かわいい絵で楽しげに描いてしまっているけれど
こういうことをただ笑って読めばいい、といわれても、できません。
テレビドラマには笑い満載で、品格や愛があっただけに、この原作は
感覚的についていけない部分残念ながら、いくつかあり
全部を楽しく笑うことはできませんでした。