山梨で酒屋してますので、山梨関係のワインの書籍は大体読みますが、この本は抜群です。まず凄いのは、山梨のワイナリーをほぼ網羅している事。山梨のワイナリー数は60前後ですが、対外的にワインを作っているワイナリーはほぼ取材されています。その内容も、ただワインの紹介だけでなく、ワイナリーの歴史やスタッフの経歴までも掲載されています。ワインの紹介も、代表的なワインだけでなく、そのワイナリーで販売されているワインの多くを、使われている原料葡萄も含めて紹介。また、山梨のワイン業界に対する著者の考えにも多くのページが割かれ、ワインの仕事に携わる者に問題提起されています。山梨のワイン関係の書籍では、抜群の出来でしょう。ただ、ワイナリーの所在地図などは簡略されているので、観光のためにワイナリーを訪れる方には向かないと思います。