この本を読みはじめて、「もうやめよう」と何度も思いましたが、とりあえず我慢して読んでました。どうも文学とは思えなかった。小説とも思えなかった。
山手線に乗っていたら、目にする事、耳にする事、雑音、放送、人のしゃべりなどを忠実に「文字」で再現してあるというなんか実験小説のような始まりであり、それが延々と続く。
多分作者は山手線に乗って録音とかメモしながら、何周も乗っていたに違いない。それくらい本当に忠実に文字で再現してある。
だからどこから読み始めても違和感ないし、どこまで読んだのかも良くわからないような感じで進むのだが、途中からなんか変な親子が出てきて、最後はお母さんが自殺?してしまうという、何とも救いようがない小説。
途中で731部隊の話とか、ちょっと前に人骨がぼろぼろ掘り出された、国立の衛生何とか研究所の話など色々絡みあってくるのだが、主題は息子の幼稚園の正座指導がo脚になるのでやめさせて欲しいという問題とか、ケーキのついた箱は生ゴミで出すのか、燃えるゴミかなどの団地の戦いとかが織り交ぜられているので、もう何がなんだか。
しかし読書後の後味が相当悪い小説です。
この人の本は、すべてこんな感じなら、もう読むことはないと思う。