全体的にみて、物語に出てくる事件の内容や進展性に面白味がなく、読者を引き付ける魅力に欠ける。
前半部分は、結構犯人の割り出しに手を焼いていたり、人物の見え隠れするところがあって興味も湧いたが、段々と犯人が突き止められていく内に面白味がなくなっていった。
最後に犯人が書き残した遺書のような文章はどうみても現実性に欠ける。あそこまで細々と書かないだろう。著者にとって都合が良すぎる構成で、笑ってしまった。
また、犯人と共謀した女性についてはあまりにも突飛すぎる。そこまで異常なら過去に遡れば何か示しが付いていた筈だし、第一親や友達が気付いている筈だ。
著者はどんでん返しを狙ったかもしれないが、物語の流れからしたら不自然過ぎる内容だ。