世にある歴史的書物の多くは信用が置けない、と言われる。
それは時の権力者がいかようにも書き変えてしまえたから、ということで、
ゆえに歴史=都合の良いストーリーだとも言える。
現に「ついこの間」とも言える第二次世界大戦だって、既に真実が書き換えられて
いる可能性が高いわけで、このネット時代はそういう面でも「改ざん」がしにくい
システムになりつつある。
徳川家の話は本当に面白い。
まあ一番有名なのが埋蔵金だろうが、家康を祀った東照宮に関しても噂の宝庫である。
最近日本史に疎い人が増えてきて、この国も大丈夫かな?と思うが、
京都や鎌倉の歴史と東照宮系の歴史は数百年〜千年以上の幅がある。
ただしゼロベースのところに建立した訳ではなく、日光東照宮も鎌倉時代から小さな社
があったところを活用したものだ。今で言う「再開発事業」。
このドキュメンタリーも何が本当か、というよりも「こういう考え方もある」
的な解釈で観ると大変面白い。
おどろおどろしい作りではなく、山口敏太郎氏と若い女性アシスタントの3人が
まったりと将門塚とか東照宮とかを歩く感じで、ちょっとした歴史の勉強にもなる。
日光篇に同行する女性はちょっと可愛い(笑)。
当然だが、江戸時代には徳川家の検証などはされず、明治に入ってから徐々に
明かされてきた事実も多い。「かごめかごめ」の問題の歌詞「鶴と亀が滑った うしろの正面だあれ」
も江戸時代の文献にはなかったそうだが、これも徳川の子孫により広められた可能性がある。
秀吉の首が祀られている、と本作では語られているが、京都のことを指して「うしろの正面」という
説もある。
15匹の猿の話とか、いや本当に徳川ミステリーは面白い!
けっこうキチンと作られているので、徳川ネタファンの方はぜひ。星は4つです。