登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
山伏の正体は?,
By minoru223 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫) (文庫)
東京創元社の戸川安宣氏はかつて山伏の修行をしたことがあるのだそうです。その逸話を聞いた有栖川有栖は、「山伏を探偵役に据えた推理小説は今までになかったはず」と思い立ち、この連作短編シリーズを書き始めたとのことです。ちなみにその第一作である『ローカル線とシンデレラ』は著者の処女短編にあたります。その戸川氏が書いた解説によると、本作は隅の老人の系譜につらなる安楽椅子探偵とのことですが、隅の老人を読んだことのない私にはその辺りの近似性はよくわかりません。全部で7つの短編が収められていて、山伏がバーの常連客たちに自分が遭遇した殺人事件を紹介するという趣向になっています。彼の話が実話なのかどうかを常連客たちが疑わしく思っているところが面白く、この辺りは推理小説というものの無責任さに対するパロディとも受け取れます。各話のトリックは有栖川らしく細部まできちんと辻褄の合うしっかりしたもので、長編にも使えそうなアイディアが満載です。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ウソかまことか、山伏の物語り,
By
レビュー対象商品: 山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ) (単行本)
毎週土曜日、バー「えいぷりる」に集まった面々は、その飲み代を「木戸銭と思って」肩代わりするかわりに、謎めいた山伏・地蔵坊の体験し解決した様々な事件を聞かせてもらう。それらが全て本当のことなのかは、あえて問わないのが暗黙の了解・・・地蔵坊のお決まりのカクテルは「さすらい人の夢(ボヘミアン・ドリーム)」。鉄道トリック、衆人環視の中での毒殺、足跡のない殺人者・・・犯人当てももちろんですが、地蔵坊の語り口が、時々胡散臭かったり前置きが長かったり脱線したりと、とても人間臭いのも面白い。犯人がわかってしまっても、「物語り」とという言葉自体がとても好きだ、と語っている(『有栖の乱読』)有栖川有栖らしく、その趣向そのものがいい。また、「えいぷりる」に集まる面々!も、語り手のレンタルビデオショップ店長をはじめ、語り口を損なわない程度に個性的。次の話が楽しみになる。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
笑って応えてっ!!,
By
レビュー対象商品: 山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫) (文庫)
おもしろいトリックもさることながら、やはり有栖川有栖さんの特筆すべき妙味というのは、キャラクターでしょう。 銘々が個性があって気が付くとすっかりストーリーに引き込まれてしまってます。 そして、たっぷり散りばめられたユーモア。最高です。 笑わずにはいられない(笑)行間から笑いが滲み出てますね(笑) 有栖川先生に笑いのセンスはもろ私のツボです!!さりげない笑い。 何気なく読んでると読み過ぎてしまいそうなくらいさらっと、皮肉が効いてたり、エスプリに富んた笑える表現がなされてるんですよね〜 じわりじわりとボディーブローのように効いてくるんですよ、この笑いが(笑) そして、物語の最後の一行でちゃんとオチまで付けてくれていてもうサービスばっちり!!(笑) キャラクターもユーモアもばっちり。ミステリーとしてもよくできてる。 言うことなしですっ!!
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|