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山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ)
 
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山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ) [単行本]

有栖川 有栖
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

鈴懸に結袈裟を掛け、笈を背負い、金剛杖と数珠を持ち、腰には法螺貝……と正装に身を固めてスナックに現れる山伏、その名も地蔵坊がカクテル片手に怪事件、難事件を語り出す。隅の老人直系の安楽椅子探偵譚七編を収録。

●収録作品
「ローカル線とシンデレラ」
「仮装パーティーの館」
「崖の教祖」
「毒の晩餐会」
「死ぬ時はひとり」
「割れたガラス窓」
「天馬博士の昇天」

内容(「BOOK」データベースより)

土曜の夜のお楽しみ、カクテル片手に山伏が今宵も始める殺人譚。

登録情報

  • 単行本: 317ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1996/04)
  • ISBN-10: 4488012760
  • ISBN-13: 978-4488012762
  • 発売日: 1996/04
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
東京創元社の戸川安宣氏はかつて山伏の修行をしたことがあるのだそうです。その逸話を聞いた有栖川有栖は、「山伏を探偵役に据えた推理小説は今までになかったはず」と思い立ち、この連作短編シリーズを書き始めたとのことです。ちなみにその第一作である『ローカル線とシンデレラ』は著者の処女短編にあたります。その戸川氏が書いた解説によると、本作は隅の老人の系譜につらなる安楽椅子探偵とのことですが、隅の老人を読んだことのない私にはその辺りの近似性はよくわかりません。

全部で7つの短編が収められていて、山伏がバーの常連客たちに自分が遭遇した殺人事件を紹介するという趣向になっています。彼の話が実話なのかどうかを常連客たちが疑わしく思っているところが面白く、この辺りは推理小説というものの無責任さに対するパロディとも受け取れます。各話のトリックは有栖川らしく細部まできちんと辻褄の合うしっかりしたもので、長編にも使えそうなアイディアが満載です。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pfs7 殿堂入りレビュアー
形式:単行本
毎週土曜日、バー「えいぷりる」に集まった面々は、その飲み代を「木戸銭と思って」肩代わりするかわりに、謎めいた山伏・地蔵坊の体験し解決した様々な事件を聞かせてもらう。それらが全て本当のことなのかは、あえて問わないのが暗黙の了解・・・地蔵坊のお決まりのカクテルは「さすらい人の夢(ボヘミアン・ドリーム)」。

鉄道トリック、衆人環視の中での毒殺、足跡のない殺人者・・・犯人当てももちろんですが、地蔵坊の語り口が、時々胡散臭かったり前置きが長かったり脱線したりと、とても人間臭いのも面白い。犯人がわかってしまっても、「物語り」とという言葉自体がとても好きだ、と語っている(『有栖の乱読』)有栖川有栖らしく、その趣向そのものがいい。また、「えいぷりる」に集まる面々!も、語り手のレンタルビデオショップ店長をはじめ、語り口を損なわない程度に個性的。次の話が楽しみになる。
地蔵坊のモデルは東京創元社の戸川氏(かつて山伏だった!)だそうで、物語の初めに、山伏についての写真入りの詳細な解説がある。山伏通にもなれてしまう一冊。

このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
おもしろい
トリックもさることながら、やはり有栖川有栖さんの特筆すべき妙味というのは、キャラクターでしょう。
銘々が個性があって気が付くとすっかりストーリーに引き込まれてしまってます。

そして、たっぷり散りばめられたユーモア。最高です。
笑わずにはいられない(笑)行間から笑いが滲み出てますね(笑)
有栖川先生に笑いのセンスはもろ私のツボです!!さりげない笑い。
何気なく読んでると読み過ぎてしまいそうなくらいさらっと、皮肉が効いてたり、エスプリに富んた笑える表現がなされてるんですよね〜

じわりじわりとボディーブローのように効いてくるんですよ、この笑いが(笑)
そして、物語の最後の一行でちゃんとオチまで付けてくれていてもうサービスばっちり!!(笑)

キャラクターもユーモアもばっちり。ミステリーとしてもよくできてる。
言うことなしですっ!!
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最近のカスタマーレビュー
話のおもしろい山伏と飲めるバー。行きたい!
土曜日ごとにバー“えいぷりる”に集まる近所の人々と一人の山伏。

山伏が行脚の中で出会った不思議な事件を、... 続きを読む
投稿日: 2010/3/12 投稿者: pezmania!!
解説に価値あり
適当本として読んだけど、結構気骨のある短編集だった。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/24 投稿者: まつ
地蔵坊が語る
 1996年に出た単行本の文庫化。一部、描き直されている。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/28 投稿者: 志村真幸
今宵もひとつ・・・!
本格推理、というよりは、設定、人物描写、雰囲気が好きで描いているのだろうな、と感じる作品。殺人事件独特のおどろおどろしい空気はなし。バー「えいぷりる」に集まる面々... 続きを読む
投稿日: 2003/8/31 投稿者: イグ
山伏の変わった冒険物語
毎週土曜日、バー「えいぷりる」に集まった面々は、その飲み代を「木戸銭と思って」肩代わりするかわりに、謎めいた山伏・地蔵坊の体験し解決した様々な事件を聞かせてもらう... 続きを読む
投稿日: 2003/3/13 投稿者: pfs7
オーソドックスな本格推理
毎週土曜日、スナックに集まるいつもの面々。山伏地蔵坊は、一応「自分が体験した」奇妙な殺人事件について語りはじめます。僕は今夜も眉に唾をつけながら耳を傾ける。。。<... 続きを読む
投稿日: 2002/12/24 投稿者: bluestar
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