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33 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これは面白い!,
By カスタマー
レビュー対象商品: 山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略 (単行本)
軍事的には「縁の下の力持ち」的存在である兵站部門を専門に扱った数少ない書物である。本書は湾岸戦争中に後方支援作戦の総指揮をとったパゴニス将軍の生い立ちから湾岸戦争まで彼の半生を綴った作品にとどまらず、後半にあるリーダーシップとロジスティック論にも特に注目したい。孫子の兵法にある「敵を知り己を知らば、百戦危うからず」をパゴニス将軍の経験と教訓から展開しいる。リーダーシップ論ではまずは己を知り、組織に勢いをつけ、部下を知り、明瞭な目標と目的を設定し、単純明快に情報を伝達せよと説く。他に、軍事部門とビジネス部門のロジスティックがどう似ていて、どう異なるかとの所見がありこれもまた読者を引きつけさせる。 同時に、本書最後に監修として危機管理専門家の佐々淳行氏のコメントも掲載されており、こちらも読まれたい。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
湾岸戦争を支えたロジスティクスの現場を活き活き描く,
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レビュー対象商品: 山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略 (単行本)
ロジスティクス関連の書籍は数あれど、実際にそれを担当した人物によるものは少ない。多くは軍事評論家や歴史家によるものである。しかし本書は、執筆したのは湾岸戦争時のロジスティクスの現場責任者であった現役中将というまことに稀有な存在である。 ロジスティクス(兵站・後方支援)の現場での奮闘ぶりの躍動感、分かりやさは他に類を見ない。 米軍のロジスティクス能力は間違いなく世界一である。本書は、それを現場で詳細に落としこむリーダーシップ論・マネジメント論として汎用性を持つ記述になっているし、また実際にそのような章も設けてある。 組織マネジメント論まで著者が語れるのは、軍人として大学院でMBAを取得していることや子供の頃からの苦労人としての生立ちが影響しているのだろう。本人の半生を振り返ることにより、商売の才覚、命を預かる現場指揮官としての心得、組織を動かすビジョン(定性的)と目標(定量的)の意義と実行などを身につけてきた様子が描かれるもの見事だ。 賢者は歴史に学ぶ、を実践している人物であることも本書が普遍性を持つ一因となっているのであろう。本書のあちこちに孫子やマキアヴェッリが引用され、実際の任務でもヴェトナムでは南北戦争の事例を応用し、湾岸戦争ではアレクサンダー大王の遠征を応用したとのこと。読みやすく、非常に面白い本だ。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
後方支援活動から学ぶ組織運営、リーダーシップ,
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レビュー対象商品: 山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略 (単行本)
軍事機密の為か湾岸戦争におけるロジスティクス戦略については殆ど記述は無く、著者の半生と陸軍軍務から培ってきたロジスティクス部門の基本理念や組織、情報伝達等に対しての記述が大半を占めている。戦争におけるロジスティクス戦略からビジネスに生かせるものを読み解きたかった私にとってはやや物足りなさが否めなかった。ただ、米国陸軍の巨大兵站部門を仕切っていただけあってリーダーシップや組織の動かし方、効率的な業務の進め方等、参考になる部分は多くある。また、戦争の一部としての後方支援活動の一端を垣間見れる所は新鮮であった。ロジスティクス戦略というよりも組織の動かし方やリーダーシップノウハウを得るには良い本である。
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