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山びこ学校 (岩波文庫)
 
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山びこ学校 (岩波文庫) [文庫]

無着 成恭
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ほんものの教育をしたいという願いから,社会科を手がかりに生活綴方の指導をおこなった山形県山元村中学校の教師,無着成恭(一九二七―)が,その成果をまとめた詩・作文集(一九五一年刊).いまなお読む者の心を強く打たずにはおかない克明でひたむきな生活記録.戦後の教育に大きな影響を与えた. (解説 国分一太郎・鶴見和子)

内容(「BOOK」データベースより)

ほんものの教育をしたいという願いから、社会科を手がかりにして、生活綴方の指導をおこなった山形県山元村中学校の教師、無着成恭(1927‐)が、その成果をまとめた詩・作文集(1951年刊)。いまなお読む者の心を強く打たずにはおかない克明でひたむきな生活記録。戦後の教育に大きな影響を与えた。

登録情報

  • 文庫: 367ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1995/7/17)
  • ISBN-10: 4003319915
  • ISBN-13: 978-4003319918
  • 発売日: 1995/7/17
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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37 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By wonka
形式:文庫
青銅社から百合出版、角川から岩波へ、この書は紆余曲折を経ながら読み継がれている。この岩波版の帯は「戦後50年 子供の眼がとらえた昭和の名作」と書かれている。無着成恭が、こどもたちとともに考えた「幸せへの道」はまず貧乏の克服だった。いわゆる当時の物質的な「貧しさ」はすでに克服されそれにかわって「こころ」の問題が起こってきた、とよく言われるが本当だろうか。この本をまた新たに読んでみて感じるのは「もの」でさえ豊かになっていない、という実感である。無着がこども達と徹夜でつくった木の三輪車やスクーターを越えるおもちゃが今あるのだろうか。この本の冒頭の写真(1951年春 山元風景)のこどもたちの顔をじっとみてみれば、何が「幸福」なのかが心の奥から聞こえてくる。この時代の東北は確かに貧しさが哀しかった。けれど、こどもは悲惨ではなかった。この本のなかに無着と遊び笑い転げる子供たちの姿が見える限り我々はこの本に目をつむることはできない。この岩波版へのあとがきで無着は「今日的状況」について1つの発言をしている。戦後は終わったのか、もう一度考えてみたい。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 荒野の狼 トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
1935-36年生まれの山形県山元中学校2年生の全員の作文と担任教師である無着成恭のあとがきからなる1950年の作品。多くの生徒は戦死者が家族におり、貧しさ故に学校を休んで家業に従事しても診療費や教育費が払えなかったり、食にも困るような時代背景。その中にあって若い無着先生は “いつも力を合わせて行こう。陰でこそこそしないで行こう。いいことを進んで実行しよう。働くことが一番好きになろう。何でも、なぜ?と考える人になろう。いつでも、もっといい方法がないか、探そう”と言って、生徒に“集団的な意識を育てて“いきます。生徒たちが”ひとりひとりの生徒が持ち出してくる具体的な暮らしの問題(貧困・親の病死など)を自己を含む集団の問題として、一緒に考え解決しようと努力している“姿勢は、子供の人格形成の方法として創られた生活綴方が成功していることのあらわれです。やがて生徒は、” あれほど注意してもなくならなかった‘勝手だべ’という言葉までもが、すがたを消したでないか。今では言いつけられなければ、手伝わなかったことも、しなければならんと考えて言いつけられる前に、やろうとしている“というように成長していきます。生徒の思考はきわめて成熟しており、”農民はもっと共同のものを大事にして、自分だけよければよいという考えを捨てることという結論を導き出し、農民の貧乏は、自然的な条件ではなく、人間同士の条件の中にある“といったように、身近な問題から”根本的な批判が生まれ、解決へのきっかけが捜し求められ“ていきます。この本の解説は優れていますが、解説には、山びこ学校の教育は、”ひとりひとりの子供を競争させ孤立させる偏差値教育“とは異なり、山びこ学校にみられるような思考の習慣を身につけることは”小中学生の時代から必要であるばかりでなく、私たち大人が生まれ変わるために必要である”としています。“おとなの価値観の再構築の方法”としても、現代でも広く読み継がれて欲しい一冊です。最後に、無着先生のことばから“学力とは自分を生かすための選択力であり判断力なのだ。その力を子供につけてやるのが教育なのだ。テストの点数ではないのだ。”
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
作文運動 2010/2/20
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
昭和30年後半、山形県には、まだ、
無着と語らった小学校教師が数多く存在し、
子供たちに作文を書かせていた。僕は
本を読んだあとに感想文を書くのがいやで
本を読むこと自体が嫌いになった。

詩を書くのも嫌いだった。
なぜなら、小学生の僕には
詩的感動なんかないからだ。

昭和30年後半
無着の時代より、貧しさは格段に消えていた。

無着の時代とは、記録するだけで詩になった時代だったのではないだろうか
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