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山は晴天 (中公文庫)
 
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山は晴天 (中公文庫) [文庫]

小西 政継
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 文庫: 312ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1998/04)
  • ISBN-10: 4122031206
  • ISBN-13: 978-4122031203
  • 発売日: 1998/04
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.5 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 588,027位 (本のベストセラーを見る)
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By jazzy4 VINE™ メンバー
形式:文庫
小西政継氏の断片的な噂話のようなものをつなぐと、鋼鉄の意志と身体を持ち、リーダーとして活動した山岳会は、遭難による死者を毎年1人のペースで出し既に30人以上。非情な戦闘集団とまで言われていた。また厳冬期のグランドジョラス北壁で吹雪に遭い、足の指を凍傷ですべて失う。
とまあ、とんでもない神話的な人物になってしまうのだが、この「山は晴天」は43歳の頃直筆で書かれた物で、小西氏の人間的な部分をもう一歩も二歩も踏み込んで知ることができる。
毎朝仕事前に2時間走っていた事や、中卒で働きに出た町の壁屋である氏と、ともすれば反目してしまいそうな大学のエリート山岳会の人間達との暖かくもあり、敬意を持っての交流。
妻であるオクちゃんとの馴れ初め。自身がリーダーを務める山岳会の合宿で、夕食に大量の天ぷらを半日かけて作り続けたり。ヘルニアで半年以上山へ行けなくなり、それまで全く興味の無かった本を読みまくり、給料の大半を本に使ってしまう本狂いへと変貌を遂げることや、又穂高の屏風岩で当時流行の人口登攀に馬鹿らしくなり、1mおきに打ち込んであるハーケンを登るたびに抜きまくり、200〜300のハーケンの山を造ったりと、とても人間味溢れる内容になっています。小西氏著の「グランドジョラス北壁」と合わせて読むと、より深く入り込めるのではないでしょうか。
この厚いハートを持った人物を、山で失ったことは非常に残念でなりません。
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形式:文庫
本文より、寺岡、藤井、野口の顔の雪をそっと払いのけてやると顔面には苦痛の跡はまったくなく、安らかに眠っていた・・。
寺岡、俺一人残してヒマラヤの件どうしてくれるんだ。共に苦しみぬいたこの一年間。こんな姿になっちまって。
藤井、お前オーバーズボンとシューズがほどけて下がっているじゃないか。今しっかり結んでやるからな。なんだ野口とアンザイレンしてるじゃないか、今ほどいてやるよ。
野口、下でお前の親友の芦屋と藤倉が泣きそうな顔してたぞ・・。
登攀記は人生の実践の書だと思います。理念があり、目標をたて、計画をし、行動をする。そして結果を受け止め、また歩きつづけるあり方に感動しました。小説ではなくフィクションではない。
本をとじ「山は晴天」の表題をみたら、また胸を衝かれてしまいました。鉄人、小西政継さんありがとうございました・・・・・・・・・
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By 志村真幸 VINE™ メンバー
形式:文庫
 1982年の単行本の文庫化。

 山にまつわる雑多なエッセイを集めたもので、マッターホルン挑戦、ヒマラヤ遠征、山岳同志会などの話題が詰め込まれている。どれも細切れの文章で、全体としての統一感に欠ける。

 山の迫力というよりも、登山前の準備の煩わしさが伝わってくる本。登山会の内紛の話とか、遠征隊のメンバーを決めるのに紛糾した話とかが多い。もとより登山家というのは孤独な人たちであって、それが登山会をつくったりすると、トラブルが続発してしまうのかも知れない。しかし、読んで面白いものではない。山男たちをまとめていた小西氏は尊敬するが。

 『マッターホルン北壁』(中央公論社,1979年)や『グランドジョラス北壁』(中央公論社,1981年)に比べると、だいぶ落ちる。
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