元京都大学総長、神経学の権威の平沢先生の自伝です。
ただ、ご本人が前書きで記されているとおり、
紙面の都合上で、厳選された極一部の出来ごとのみを率直に
振り返られています。(小学〜大学、助教授、研究者時代など)
出逢いを大切にされながら、一日一日を全力で過ごされた
平沢先生の一文、一文はどこまでも魂に響きわたります。
その中でも、特に響き、小生のような凡人に
勇気を与えて下さったのが次の文章です。
「何よりも大切なことはあくまでも自己との約束を守り、
一度やろうと決心したことは必ずやり通し、決して自己を欺かぬことである。
これさえ出来るようになれば、もう人生は自分のものである。」
「勉強することの本当の意味は、人に勝つことではなく、天から
与えられた能力をどこまで発揮させるかになる。
人間として、やればやれる、だせばだせる力を出し切ることだ。
自分だけがよくなるための努力ではなく、人のため社会のための努力を
しよう。これが自分が命をかけて守ってきた努力の本当の意味である。」
小中学校の図書館協議会推薦になっておりますが、高校、大学、しいては
社会人の方にも心からお薦めできる「人生の指南書」となる一冊です。
※ ほとんどの漢字に振り仮名が振られています。