10月3日、尾崎医院に入院させた安森節子へ接触を図ろうと現れたのは死んだはずの人間だった。その夜は何とか乗り越えられたが――
10月1日、墓場でその存在を目にした夏野と田中姉弟。次の日の日没後、夏野がいない時に家に不思議な客が――
そして10月5日の晩、尾崎達がいる医院、そして夏野の家。警戒する彼らの前に現れたのは――
『サイドストーリー村迫正雄の夜』として前の巻で明かされた「彼ら」側の様子も描かれています。今まで漠然とした存在が急にくっきりと輪郭を持ち、生々しく動き出す。「彼ら」とそうでない存在との違いが何か分からないぐらいに。その不気味さがなんとも……
読み終った後、しばらく呆然としてしまいました。「そんなまさか……」という感じです。帯に「この悲劇、瞬き禁止。」とありますが、読む前に少々覚悟しておいた方がいいかもしれません。
巻末の村人ファイル、一部に変化が――