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屍鬼〈5〉 (新潮文庫)
 
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屍鬼〈5〉 (新潮文庫) [文庫]

小野 不由美
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

村人たちはそれぞれに凶器を握り締めた。「屍鬼」を屠る方法は分かっていた。鬼どもを追い立てる男たちの殺意が、村を覆っていく―。白々と明けた暁に切って落とされた「屍鬼狩り」は、焔に彩られていつ果てるともなく続いていった。高鳴る祭囃子の中、神社に積み上げられる累々たる屍。その前でどよめく群れは、果たして鬼か人間か…。血と炎に染められた、壮絶なる完結編。

登録情報

  • 文庫: 478ページ
  • 出版社: 新潮社 (2002/02)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101240272
  • ISBN-13: 978-4101240275
  • 発売日: 2002/02
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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34 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
超大作の完結 2005/12/31
形式:文庫
 読み終わって、本当にすごいものを読んでしまった、ということしか言うことがない。まぎれもない傑作である。

 五巻の冒頭で屍鬼たちの悲しい背景をちらつかせる。そして、屍鬼狩りが始まったところで、それまで(わりと)歴然としていた善と悪の概念をあやふやにしてしまう手法が上手すぎる。襲われる側であった村人が悪であるようにしか見えないのだ。

 もちろん、人々には事情がある。家族を殺した村人の怒りは消えない、なりたくて屍鬼になった人じゃないものもいる。そこには純然たる食物連鎖の悲しみがある。

 人の感情を持った屍鬼だからこそ、人間と相対化させることでやり場のない悲しみを描くことに成功している。善と悪がはっきりしているアメリカ系統の小説との違いが、その点にはっきりと現れていることは興味深い。
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
リアル!! 2004/10/3
形式:文庫
最近、小野不由美さんの『黒祠の島』を読み、もう一度『屍鬼』が読みたくなり読み返すことにした。
『黒祠の島』も『屍鬼』も、外界から隔離された、昔からの因習が伝わっている小さな集落が舞台だ。そこでは全てがその集落内で完結されている。
一見、舞台だけを見ると『黒祠の島』は『屍鬼』のミニバージョンのように感じたが、読み返してみると『屍鬼』はそれだけじゃないと感じるようになった。
『黒祠の島』は、事の真相は何か?犯人は何か?が重点になっていると思う。
『屍鬼』は、ストーリーの展開も面白いが、時間の経過とともに変わる、村民達のそれぞれの心の移り変わりや、1つの村としての集団の動きがメインだと思った。
どの登場人物が主人公と言ってもおかしくないほど、それぞれの人物像が明確で、それに見合った心情が丁寧に書かれていて、凄くリアルだ。
私自身は、目的のために手段を選ばない敏夫に似ていると思いつつ、正雄のように自分勝手な弱い部分を持ってるな、とか、登場人物と自分を比べてしまうくらい、リアルだ。誰もが「自分だけは大丈夫」と信じている。私もそうだ。

ただ、ストーリーがなかなか進まないので、長編が得意でないと最後まで読むのが難しいと思う。
挿入部の静信の小説は難しかったが、一度意味が分かれば、逆にこの小説が言いたいことが分かりやすくなった。
後半が読めてしまうので、話の内容重視の人には向かないかもしれない。

このレビューは参考になりましたか?
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By のぶe
形式:文庫
社会の形成、集団心理の恐ろしさ、儚い理想と突きつけられた現実、
やるせなさ、失望、希望、壊滅、再生、歪な幸せ…
どの言葉も間違っては無いけど、しっくりときません。

現実の世界に少し違うエッセンスを加え、
運命の渓流に流されるがままに進むと「こうならざるを得ない。」
という過程が不自然なく描かれていると感じました。

運命の流れは大きく、誰も抗えずにのまれていく。
残酷さが生々しく脳裏に焼きつきます。

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最近のカスタマーレビュー
登場人物が多すぎて名前が覚えられません
やっと読み終えた。達成感でいっぱいです。
結論からするととても面白かったのですが、まあ、あまり理解していないかもです。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 和他也mean2
う〜ん…
全ての巻を読み終えて思ったことは、とにかく終始苛々すると言うことだけでした。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: シロ猫
夜中に1人で読みたいホラー
人がたくさん死んでしまうし、残酷な描写もあります。
ただ、ホラーが苦手な私でも、それらの描写自体に恐怖は余り感じませんでした。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: ももな
一番怖いものとは……
私はこの「屍鬼」という小説には3つの異なる「恐怖」が存在してると思います。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/22 投稿者: アベル
不自然さがいっぱい
登場人物の行動が不自然に馬鹿だと感じました。
物語を長引かせるために、わざと愚かな行動を取らせているのではないかとも思えてきます。... 続きを読む
投稿日: 2009/4/15 投稿者: Dr Sagittarius
表せない
最後まで読みきっての充実感は読んだ量よりもある。... 続きを読む
投稿日: 2008/10/31 投稿者: kann
まだ続きが見たい
あれ?これで終わり?というのが正直な感想
もう2巻位続くんじゃないかという展開のまま、あっさりと終わってしまった... 続きを読む
投稿日: 2008/7/22 投稿者: 名無しさん
ホラー小説とは思いません
屍鬼を読んだ理由の一つに、ホラー小説が読みたいというのがありました。そんな時、書店で屍鬼の存在に目を止めました。この小説は、怖いという噂。... 続きを読む
投稿日: 2006/8/15 投稿者: カスタマー
タイトルほど怖くない
全5冊にのぼる長大な作品であるが、コワモテな題名のわりには存外ライト... 続きを読む
投稿日: 2006/5/6 投稿者: ミカイル
男なら戦え!
どっちつかずの静信には愛想が尽きた。善だからやる、悪だからやらないという稚拙な信念の元、屍鬼側に汲みしてしまう彼にどう感情移入しろと?他の方のレビューに書かれてい... 続きを読む
投稿日: 2006/4/25 投稿者: おひけぇなすって87
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