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屋上物語 (祥伝社文庫)
 
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屋上物語 (祥伝社文庫) [文庫]

北森 鴻
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

そのデパートの屋上では、いつも不思議な事件が起こる。飛降り自殺、殺人、失踪。ここに、何があっても動じない傑物がいた。人呼んでさくら婆ァ、うどん店の主である。今日もPHSの忘れ物が一つ。奇妙なことにそれが毎日、同時刻に呼出音だけ鳴るのだ。彼女の手が空いた時間帯に、まるで何かを伝えたいかのように…。屋上の名探偵さくら婆アの奮闘ミステリー。

内容(「MARC」データベースより)

うどんスタンドの主・さくら婆ァは、今日もデパートの屋上で起きる不思議な事件の核心に切り込んでいく。地上40メートルの「楽園」にして「密室」を舞台に紡ぐ、長篇連鎖ミステリー。〈ソフトカバー〉 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 298ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2003/06)
  • ISBN-10: 4396331061
  • ISBN-13: 978-4396331061
  • 発売日: 2003/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 27,559位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
うどん一丁 2004/10/16
形式:文庫
デパートの屋上にあって、行列の出来ちゃうウドン屋さん。
そこで働く、さくら婆ぁさん。
腕は良いけど、口は悪く、ヤクザの人からも一目置かれる彼女が、
屋上で発生した色々な事件の謎を解く連作ミステリーです。

さくらさんを始めとする登場人物は、ややステレオタイプ的ですが、
味があり、ニガイけど、読んだ後にホンノリしたものが残る感じです。
連作ミステリーとしての落ちも、割と、ちゃんとしています。

ちょっと後味の悪いお話も有るのが、
個人的にはマイナスなのですけど、全体的には、
良くできた秀作だと思います。

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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bluestar トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
~ 長編とはいいながら、連作短編集のような作りです。一つの話が終わったと思うと、その中の一人または一つの出来事が次のお話につながっていく。

 それぞれの話のラストは、決してハッピーエンドばかりではありません。ちょっと救いがない、というか悲しい結末のものもあります。が、そこがまた人間臭いというか、現実っていうのはこんな悲しい出来事の~~積み重ねだったりするのかもしれないと思わせる、そこがまた味のある小説になっています。

 『花の下にて春死なむ』や『メインディッシュ』のようなちょっと心温まるミステリーが好きですが、こんな人間臭い作品もなかなかです。

 やくざすら懐柔してしまうさくら婆ァの魅力。自身がつらく悲しい体験をしているからこそ、人には優しく、ときに厳しく~~なれるのかもしれません。
 
 結末が悲しい話が多いにも関わらず、読んだ後はなぜか清々しく、また明日に立ち向かっていけるような気持ちにさせてくれるのは、作者のチカラでしょうね。~

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 1999年に新書版で出たものの文庫化。短編が1つ加えられている。
 8つの物語を収めた短編集。いずれもデパートの屋上にいる者/物たちの視点を通して描かれており、なかなか斬新だ。
 人情味があるように見えて残酷な結末が待ち受けているのは、いつもの北森調。読み終わって、いやーな気持ちになる話が多い。特に「楽園の終わり」とか。
 しかし、完成度という点では、北森作品のなかでもずば抜けている。やはり「屋上」というテーマと設定が良かったのだろうと思う。
 一応、完結してしまった作品のようで、続編がないのが残念。
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