テレビで食傷気味に感じていて、むしろネガティブな意味で読んでみたら、意外や意外、教師としては硬骨の士であった。とはいえ、本書でもそのようなことを期待していると書かれていたものの、だからと言って教育評論家尾木直樹のお堅い書物に手を伸ばす気にはならなかった。これからテレビの尾木ママを見ても微笑ましく見ていていられはするのだけれど。
ただ、そこら辺は承知の上のバランスではあるのだろう。黙ってられないという割には、尾木ママの人生を知ることのできる内容で、現状に物申す部分は少ないのだが、そこの割合がもっと多ければ、教育評論家としての書籍にはもっと興味を引けたに違いないが、その分バラエティで見る尾木ママが好きな層は脱落してしまうかもしれないし。
とにかく、ただの色物ではない、ということは分かる。少なくとも自分が教師だったとしても、こんな面倒な生活は送れない。