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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
私にとっての青春の彷徨、「アップルパイの午後」,
By ぱっしょん "ラッキー" (神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 尾崎翠 (KAWADE道の手帖) (単行本(ソフトカバー))
私が初めて尾崎翠を手にしたのはもう40年も前の19歳の春だった。甘ったるいその書名とはウラハラにかなりエキセントリックな短編集であった。 主人公たちが恋に悩み愛にさまようのは幻想であり、能動性のない植物。 歩行は前進にあらず彷徨である。合っていた、まさしく青春真っ只中にありながら愛 のない樹海を恋を求めてさまよう私自身の青春に。 そして何もかも忘却してしまったときに、大人になったみすぼらしい自分が居た。 さようなら青春、ときめいたあのさまよいの日々よ。
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