就職してしまいますと、他の会社が見えませんので、自分の会社の慣例が常識になってしまいがちです。私も企業人としてやっていくなかで、他の取引先の方と接することもありますが、「その会社のやり方」というものをやはり当然のように主張されることがあるのですが、まさしくこの本を何気に見つけて読みましたが、こんなに酷いとは思いませんでした。法を犯しているのは問題外ですが、コーポレートガバナンスが叫ばれている中で、実名はかかれていませんが、大体イメージはわかりますので、驚愕の内容です。インタビューはその人の主観が入ってしまうのは仕方ないと思いますし、一つの指標としては、十分参考になります。噂のレベルはいくらでは、いくらでも書けますが、ここまで突っ込んだ内容は、今までなかったように思います。その意味で著者の勇気にも敬意を表します。辞めた会社を語るならともかく、現在在職中の社員からこれだけの話を引き出せたのは、リアリティーがあってなかなかのものです。話としてもよくまとまっていて、読み易かったですし、自分の会社を見直す機会になりました。
圧力にめげず、こうした会社がどんどんあぶりだされて、まじめな会社が損をなく、全うな社会を作るきっかけになればと思いますし、今の大不況の中で、新たな事例は出てくると思います。これからも、引き続き取材を進めていただき、続編を是非出していただきたいです。