他のレビュアーもおっしゃられているようにインタビューされている人数が10人に対して対談の部分も入れて198頁であり、しかも1頁あたり文字数が少ない構成に仕上げているため、概して内容は薄い。
定価も高くはないが、私は古本で購入した。配送料込みで700円強だったが、読み応えとしてはそのくらいが妥当ではないだろうか。
本書の内容で各インタビューに通底した共通点として興味深いのは、冒頭タイトルにもつけたようにトレードオフということだと思う。
就職せずに起業することにより自由を手に入れた各人は、就職することによって得られる安定を捨てている(当然このご時世で就職しても安定は手に入らないという反論はあるだろうがあくまでも相対的なものとして考えればとういうことである)。
目から鱗というほどの内容ではないが、再確認しておくことは意義あることではないだろうか。
あくまでもこういう働き方をしている人たちが今の日本にいるということを知ることができるという意味で学生向けの本といえるかもしれない。
私のような社会人にとっては参考になるというよりも読み物としてまあまあ面白かったというのが正直な感想である。