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就活革命(生活人新書322)
 
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就活革命(生活人新書322) [新書]

辻 太一朗
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 735 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

村上龍氏 推薦! 「就活は時代に適応できないまま、混迷を極めている。 『視点を変えよう』、この本はそう訴える。遠回りに見えても、実はそれしか解決策はない」 日本の大学生にとって「就活」は、入学直後から始まる長くて苦しい儀式と化している。 その不満は年々募りつつあるが、それは学生に公然と授業を欠席される大学や、採用活動に大きな負担を強いられている企業とて同様である。 企業も学生も大学も望まない、いわば悪習ともなった「就活」の実態や問題点を浮き彫りにするとともに、三者が幸せな関係を保つための現実的な処方箋も提示する。 <目次> 第一章 就活が学生をダメにする(1)日本だけの奇妙な風習――自己分析 第二章 就活が学生をダメにする(2)空回りする大学の「就職サポート」 第三章 就活が大学をダメにする 大学は自らの価値を落としていないか 第四章 就活が企業をダメにする ほんとうに欲しい学生を企業は採用できているか 第五章 自分作りをはじめよう 能力を磨くことが、就職への近道になる 第六章 就活を変えよう 学生、企業、大学が幸せになるために 終章 私たちは何をすればいいのか 学生諸君へ、そして彼らを見守る方々へ

内容(「BOOK」データベースより)

日本の大学生にとって「就活」は、入学直後から始まる長くて苦しい儀式と化している。その不満は年々募りつつあるが、それは学生に公然と授業を欠席される大学や、採用活動に大きな負担を強いられている企業とて同様である。企業も学生も大学も望まない、いわば悪習ともなった「就活」の実態や問題点を浮き彫りにするとともに、三者が幸せな関係を保つための現実的な処方箋も提示する。

登録情報

  • 新書: 197ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2010/6/10)
  • ISBN-10: 4140883227
  • ISBN-13: 978-4140883228
  • 発売日: 2010/6/10
  • 商品の寸法: 17.2 x 11.2 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西尾克人 トップ500レビュアー
形式:新書
落ち着いた面接官の本音が読める『面接官の本音』という人気シリーズを書いていた著者の新書。

前半は就職活動の問題点が列挙されている。
自己分析のしすぎであること、大学で勉強をしなくなったこと、など。
後半は著者の改善案が展開される。
学生は自己分析と共に自分には何ができるのか、何がしたいのか、何をしなくてはならないのかの3つも整理しておくこと、
企業は大学の成績を重視して採用をするべきであること、など。

たしかに大学は1−2年は遊んで3年の終わりから就職活動が始まって
4年で就職活動が終わって卒論はテキトーに書いて卒業、というパターンが多い。
自己分析のしすぎであること、大学で勉強をしなくなった。

社会人になってから大学は格安プライスで色々なことが勉強できる場であったと振り返ることも多い。
大学生には大学でしかできない勉強をさせる意味でも
就職活動で大学の成績を重視する事は社会全体にとって意味があることだと思う。

今の就職活動は頭の体操みたいな筆記試験とTOEICと面接の3段構成で大学の成績は一切考慮されない。
ここは大きな問題だと思う。
著者の考えに同意。

著者の『面接官の本音』と同様の落ち着いたトーン(自論をおしつけてこない)の文体と
ご本人の第一線での経験ベースの生々しい話が私は大好きなので
この本も一気に読めてしまいました。

読みやすいが為に逆に読んでいてすぐにおかしいと思うところがすごく気になる。
例えば企業は大学の成績を重視して採用をするべきであると主張されているが、
ノーベル賞を受賞したダーウィンやアインシュタインや小柴昌俊のように学生時代の成績が振るわなかった人も
大成するケースはけっこうあるので
研究職においては大学の成績だけで採用するかしないかが決まるように偏るのは良くないかもしれないと思った。

また、会社で営業や経理などの職で大成している人で大学時代の成績が振るわなかった人も
けっこういるのではないだろうかと疑問を持った(確たる証拠などないのだけれど)。

最後に、本田宗一郎、松下幸之助、稲盛和夫など有名経営者の
学生時代の成績はどうだったのだろう…ここも気になってきた。

もし学生時代の成績と関係ないのであれば経営も大学の成績だけでは決まらないので
経営者を選ぶときに大学の成績を参照することは意味がないことになる。

大学の成績が良かった人、良くなかった人、それぞれから大成した人・しない人を
営業・経理・法務・経営・研究・運輸・総務などの分野でピックアップしてデータを取ってみて
持論の正しさ(採用では大学の成績を重視すべき)を証拠で立証してくれると
もっとこの本には厚みが出たのではないかと思った。

全体を振り返ると、
学生時代のすごし方と出世の因果関係ついていろんなことを考えさせてくれたので新書に感謝しています。

良い本というのは持論をおしつけてこないで反論も自由に色々と考えさせる触媒のような本だと思う。
そういう意味ではこの本はすごく良い本です。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
長引く不況によって、メディアでは学生の就職難が取りざたされ続けている。特に、大学生の場合は
現行の就職活動の在り方そのものに疑義を呈す声も少なくない。本書は、企業の採用活動に携わっ
てきた著者が、そうした現代の就職活動の構造的欠陥を指摘する新書である。

絡まった糸を一方向に引っ張ってもますますキツくなるだけで、本当は多角的な方向からほどいてい
かなければならない。それを物語っているかのように、本書は就活の現場で生まれている学生、大学、
企業間で生まれている不幸な「ボタンの掛け違え」を検証していく。在野では、企業の採用活動が早
すぎる、無意味に手書きのESなど、企業側の責任だけが一方的にあげつらわれてというイメージが
強いが、本書を読めば、事態はそんなに単純なものではないというのだ。

そこには、日本の大学の「入るのが難しくて出るのが簡単」という体質的問題も関連してくる。就活に
おいて、現状ではほとんど大学の成績は加味されない。そもそも各大学で成績の規格が違うわけで、
比べようがない。そんな中で、企業の側はある程度大学名で判別せざるを得なくなるし、一方大学生
は、その本分であるはずの学校の授業をおろそかにしていくわけだ。

そんな悪循環を断ち切るために著者が提案するのは、大学の成績と就活のリンク、いわば企業に代行
して大学に学生を「判断してもらう」という案である。しかし、大学にいる者としてこれが受け入れがたい
のは、当然ながら成績の標準規格が決まることで、各大学の自由度は失われるだろう。そして何より、
これを認めれば大学が「就職予備校」であるということを認めることと同じなのである。現実にそうなって
いることは否めない。がしかし、最後の砦として、そこまで学生のお守りができるかよ、という大学側の
言い分もあっていいのではないだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
自らが採用に関わる機会があり、また周囲の就職活動の状況を見ていて、本当にこれで良いのだろうかと考えていた時に、本著作に接することになりました。学生は面接の準備を入念に行なっている一方、面接する側は仕事を抜け出して対応している状況にあり、短時間の面接で人物を見極めるなど到底無理。但し、現状はそれをこなして行かなければならない状況にあります。

著者は、面接で判断できないことは大学に判断して貰おうと、大学の成績を採用選考に活かすべきと。これにより、学生、大学、企業がメリットを享受でき、日本社会が強くなるだろうと。

頭の力やコミュニケーション能力は面接官とのやり取りの中である程度は判断できます。但し、やりとげる力や自分を律したり発奮させる力、自分や他者や環境を許容する「心の力」、あるいは正義感や責任感といった価値観は面接では見えにくい。企業にとって重要なファクターであるにも関わらず、長期的な視点が必要な為に、見ることができていないのが今の選考方法。

ところが、大学は4年間という長期に亘り成績という形で上記の「心の力」や「価値観」を判定することができる。しかも、各学期の中途、中途でテストやレポートを学生に課すことで「知識+応用力」「能力+努力」を学生は積み上げることができる。更に、進級や卒業に際してGPAを加えることで、成績が明確になり、また単位を落とした科目も成績評価の対象になるので、学生時代が気を抜けないものになります。

大学や科目の成績付与の客観性確保など課題はあることは事実ですが、著者の主張にはとても説得力があると思います。入学し易く、卒業し易い日本の大学。期末にペーパーテストで、しかも記憶中心の問題で成績を付ける大学。これでは企業も大学の成績を重視せず、面接本位で採用する他ありません。企業が大学の成績を重視しない為、学生は勉強せず、エントリーシートの書き方や自己分析などの小手先のスキルを磨こうとする。その結果、若い世代の能力は向上せず、社会は海外との対比で弱いものになって行く。

ささやかな所から変えたいと思い、自分が面接官になった際には、学生に大学時代の勉強について聞き、成績を重視した採用をして行きたいと思います。
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