東海旅行鉄道の「判断力と実行力、馬力」が必要、や資生堂の「美しく生きることへのこだわり」などはいいとしても、NTTdocomoの「頭の良さより笑顔が素敵な奴」だとか、明治製菓の「とんがった人材」だとか三井物産が「あなたはモテますか?」と聞いた等は、その時の面接場面での思いつきや流れからきていて、やや特殊といえる。
要はいかにその会社に必要な人材かをアピールできるかであり、会社によって質問内容はがらりと変わる可能性があるということである。
エントリーシートだけではその人と形が殆どわからない。面接担当者は自分の会社にとって有益かどうかを短時間である程度見極める。大抵は前もって質問事項を考えておき、その答えも用意している。何人か面接するとき、全員共通の質問と、個人の個性特性にあわせた個別質問も用意する。エントリーシートに何を書くかで決まる事項と言っていい。
結局、本書は参考例としての域を出ない。私は面接する側の立場で買ってみたが、考え方の確認はできた。それは今までの自分のやり方を変えないでいいという意味である。