祝DVDで復活。
1982年の作品だけあって、由緒正しい中国映画の作り。「シャオリ~ン♪シャオリ~ン♪」というオープニングテーマに始まり、台詞回しが京劇のイントネーションだわ、演技がクサイわ(笑)と、今見るともんのすごい古典的中国映画です。
ただし、アクションを撮るのにCGやSFXのたぐいをまったく使っていない、まさに、リーを初めとする本物の格闘家の演武が死ぬほど堪能できる、むしろ今の時代ではもう作れない映画だと思います。つまり、中国武道というものの記録フィルムとしての価値すら高い。本当に次から次へと、いやっちゅうほど演武が見られて、リー以外の仲間の僧侶たちも武道大会の入賞者。ヒロインだって強い強い。
そうした歴史的意義のみならず、ストーリーも史実に基づいたもの!で、演出は古典的ですがなかなか興味深いものです。登場人物は実際に皇帝を助けて国の乱れを正すことに貢献したという少林寺の武僧たち。さすが中国って感じです。少林寺の総本山である嵩山少林寺に初めてカメラが入った作品でもあり、その立派さにも驚きます。そして自然の美しさにも感動。「全てが本物」これに尽きます。
まだ10代のリーのあどけなさ(今も童顔だけど)、演技は素人だけどアクションはすさまじく、映画界に入るべきだったのか本当に要人警護に生きるべきだったのか、見てる側としても迷うところです(笑)
ちなみに、邦題では「少林寺2」となっている作品は、この「少林寺」の続き物ではなく(主要キャストは引き継いでいるのが紛らわしいですが)、打って変わったコミカルアクションの要素が強いものです。できれば、本当にこの史実をもとにした「少林寺」の第二弾が見たかったですね。