その昔、水曜(金曜?)ロードショー等で放映されていた「あの」少林寺映画が、満を持してDVD化。
清の圧政に苦しむ中国。家族や友人を将軍に殺され、自らも半死半生の身になりながら、少林寺に辿り着いた主人公・裕徳。三徳の僧名を授かり長きに渡る修行に励む。月日は流れ、下山した三徳上人は、血気盛んな若者を集め打倒清王朝を目指し、遂には将軍を倒し、僧侶以外の者でも少林拳を習う事が出来る「三十六房」を創設する。
修行を怠り一膳の粥にありつこうとする三徳を戒める上人「メシが欲しいか!」、理にかなっている(と思わず見とれてしまう)数々の修行、戒律院総長との試合、日々の修行の創意工夫から生まれた武器「三節根」のエピソード、少林寺を下山してから出会う個性的な若者達、将軍との対決等、特に当時の放映を知る方にとっては名場面の目白押しである。
そして、最初は弱々しかった学生の裕徳から、過酷な修行の果てに心身ともに成長を遂げ、凛々しい三徳上人となるまでの劉家輝の演技が清々しい。
日本語音声は、池田 秀一氏を初めとした、1985年 TV放映当時のオリジナルキャスト。一部のTV未放映部分で原音の部分もあるものの、充分鑑賞に堪えうる。むしろ、よくぞ当時の雰囲気を再現してくれたと拍手を送りたい。
1978年に製作されたとは思えない、少林寺映画の名作である。
やはり名作は幾年を経ても輝きを失わない。オススメです。