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少年H(上) (講談社文庫)
 
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少年H(上) (講談社文庫) [文庫]

妹尾 河童
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

『大人も新聞もウソつきや』
愛と笑いと勇気の物語。著者初の書き下ろし長編小説。

【立花隆氏】
ここにはしたたかだが純粋な「少年H」の眼を通して、あの戦争の時代が活写されている。これは戦後50年という時間と、妹尾河童という個性を得てはじめて形象化されたあの時代の「意味」である。

【澤地久枝氏】
この物語には、今まで誰も書かなかった貴重な「時代への証言」がある。戦争を知らない少年少女はもちろん、かつて少年少女であった大人の人にも、逞しく繊細な「少年H」にぜひ会ってほしい。笑いと涙と真実の素顔に。

【椎名誠氏】
読みすすみうちに今日の河童さんの、あの天真爛漫な100%全開の好奇心に彩られた水平垂直タテヨコナナメの全空間的行動力とそのゆるぎない追求・探求心の源流が見えてくる。





--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

胸に「H.SENO」の文字を編み込んだセーター。外国人の多い神戸の街でも、昭和十二年頃にそんなセーターを着ている人はいなかった…。洋服屋の父親とクリスチャンの母親に育てられた、好奇心と正義感が人一倍旺盛な「少年H」こと妹尾肇が巻き起こす、愛と笑いと勇気の物語。毎日出版文化賞特別賞受賞作。

登録情報

  • 文庫: 478ページ
  • 出版社: 講談社 (1999/6/9)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4062645904
  • ISBN-13: 978-4062645904
  • 発売日: 1999/6/9
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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落ちた偶像 2007/7/8
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:文庫
本書が刊行された当初は絶賛されたものだ。妹尾氏のそれ以前の著書から想像される妹尾氏の純粋な性格から、戦争当時にあっても物事を冷静に観察・判断し、戦争下の状況を克明に伝えたものとして。小説の体裁は取っているものの、明らかに自身の経験を書いたものとして人々は受け取った。私もそうだった。妹尾氏もその姿勢を打ち出していた。

ところが、山中夫妻の「間違いだらけの少年H」の刊行により、当時の民間人には知り得なかった事実が少年Hの知識や日記に表されていた事が判明した。捏造である。戦後に得た情報を、戦中の「少年H」に持たせてしまったのだ。これは小説としても整合性を欠くものだが、本作は冒頭でも述べたように小説の体裁を取った自伝である。あの戦争の状況を一少年の立場から書くという意図は立派でも、勇み足だったようだ。

初めから虚構性の高いものとして描けば、上記の瑕疵も何とかカバーできたのかもしれないが、元々本書の意図は当時の"実情"を描く事にあったのだから、それでは話は矛盾してしまう。つまり、本書を書くなら実際に「少年H」が知り得た情報の範囲で書くしか方法は無かったのだ。戦争時の国民の姿を一少年の目から忠実に描くという目的意識が先行してしまって、手段を誤ってしまった残念な作品。
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107 人中、87人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 日中戦争前後‐太平洋戦争中(1943年頃)、Hと呼ばれた少年の目を通して語られた小説。Hの少年期が生き生きと描かれている。野坂昭如『火垂るの墓』のような戦争の凄惨さはなく、むしろ明るい躍動感さえある。児童文学賞にノミネートされたりするくらいなので読みやすい。マイペースな母親に振り回されウンザリするHの様子は共感でき面白いが、一市民の父盛夫が政府高官並の情報通であったり、Hの戦後史観での戦争批判は、ストーリーの性質上必要なのかもしれないが、戦中派でなくても違和感がある。また、著者の記憶をもとにしているというふれこみだが、山中恒・山中典子『間違いだらけの少年H』によると、実際は『昭和二万日の全記録5巻・一億の「新体制」』『昭和二万日の全記録6巻・一億の「太平洋戦争」』という年表から起こしたもので、年表の間違っている箇所と同じ箇所が間違っていたり、戦後明らかになったことがリアルタイムで描かれているので、描かれている事実関係やエピソードは創作だということを踏まえて読まなくてはいけない。
 小説なので必ずしも事実を書く必要はありませんが、それは嘘をついてもいいということではないと思います。「大人も新聞もウソつきや」って吠えているわけですから。
このレビューは参考になりましたか?
90 人中、73人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
間違いだらけ 2004/2/24
形式:文庫
著者は現在から振り返った思い出ではなく、当時の記憶でこれを書いたというが、山中恒・山中典子著「間違いだらけの少年H」において、その虚偽を見事にあばかれた。しかも、その間違いは作品の根幹をも揺るがすもので、単なる訂正だけではどうにもならない。本書を読まれた方、および学校現場でこの作品を教える教師は是非「間違いだらけの少年H」を読むべきだろう。戦時下の真の姿を子どもたちに語り伝えるには誇張や錯誤があってはならない。
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純粋な心
昭和の戦前から戦中にかけての神戸須磨を舞台に、作者自身をモデルとしたH少年の目線により(第三者の目での文章)、その当時の生活や様子が自伝的小説として描かれています... 続きを読む
投稿日: 27日前 投稿者: ninnik amazon
ありえるかこんなクソガキ!(笑)
何かフに落ちないながらもグダグダ読んでたら「間違いだらけの少年H」という本を発見。即買いして読みあさると、出るわ出るわ少年Hのボロが。今の価値観で昔の時代をバッサ... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: SEEK
事実誤認と嘘を
混合する人の多さに唖然としている。妹尾氏は「史実です」とは書いていないし、山中氏も「嘘だらけの…」とは書いていない。私は偶像化せず、一人の少年がそれも小説家ではな... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: まやや
太平洋戦争体験入門に最適
『 間違いだらけの少年H』が出てから、『少年H』の評価も地に落ちた。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: el siglo XXI
嘘を書くな!
「Hは天皇陛下に責任があると思った」って、終戦当時にそんなことを思った日本人が果たしていただろうか?歴史をねじ曲げるような駄作です。読む価値なし!
投稿日: 22か月前 投稿者: Tバックよりフルバック
まったくよく出来た話です(皮肉)
戦時中にこんなに現在の左翼そのままのような少年がいたのか?
と読んだときにも不思議に思いましたが、... 続きを読む
投稿日: 2007/9/3 投稿者: ないとぅ!
戦時中だって、明るい話もあった
下巻は暗くなりがちですが、上巻はまだまだ明るいと思う。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/15 投稿者: 嵐
小学生も読んでほしい
正直に言って、私は詳しい時代背景などは知識もないしわからない。この本にある事に、史実と違う事が書かれていても気付けない。... 続きを読む
投稿日: 2005/5/30 投稿者: happie0224
まあ読みやすいよね。
同氏の他の著書(河童が覗いた~シリーズ)より読みやすい感じの文章。... 続きを読む
投稿日: 2005/4/29 投稿者: サカモト
ある田舎の風景
 きっと多くの人が、この本の中に自分たちの思い出を感じ取ったと思う。それは、決して失われた日々ではなく、過ぎ去っていた日々である。... 続きを読む
投稿日: 2005/4/23 投稿者: デジタル詩人たかし
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