悪魔憑きとして迫害を受けてきた落ちこぼれ魔法士・カルノと、万物の気を練り合わせて現象を作り変える神霊眼をもつ高校生・勇吹。
おのおの持つ異能によって運命に翻弄される少年達を描く。
モノローグが秀逸。台詞がぐさぐさ心の奥のほうにまで刺さる。
最愛の姉を失ってからは誰にも心を開くことなく流離っていたカルノが、おっとり天然高校生・勇吹と出会って少しずつゆるやかに変化していく様子に心温まる。しかし運命は彼らを放っておかない。人ならざれば化け物か神か、その二択しか存在しない過酷な世界において、自らが生まれ持った異能を狙うさまざまな勢力によって翻弄され大事なものを奪われていくふたりの姿が辛い。印象に残るエピソードは多々ありますが、勇吹が屋上にスニーカーと置手紙をおいてカルノに伝言を残すシーンは、淡々としたモノローグと重なって一番涙腺にきました。
主役ふたりは勿論のちに彼らの師となるレヴィもいい!