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少年時代 (双葉文庫)
 
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少年時代 (双葉文庫) [文庫]

池永 陽
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

舞台は昭和40年の岐阜県郡上八幡。清流で知られるこの町には「中学に入るまでに町を流れる吉田川に飛び込めば一人前の男」という伝統があった。一人前になるため奮闘する主人公と、友人・先生などの姿を瑞々しく描いた叙情豊かな長編青春成長小説。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

清流・吉田川が流れる町・郡上八幡にはある習慣があった。「川にかかる新橋から飛び込む。それができれば一人前の男となる」―中学生になっても飛び込めずにいる良平は、度胸をつけようと、仲間とともに様々な“冒険”をする。心優しい姉や生徒思いの教師らにも囲まれた良平は、少しずつ成長していく。穏やかな筆致で描き出される美しい四季の移ろいに淡い郷愁を覚え、立ちはだかる現実に傷つき、戸惑う少年たちの姿に深い共感を呼び起こす青春小説。ドラマ化原作。

登録情報

  • 文庫: 508ページ
  • 出版社: 双葉社 (2009/5/14)
  • ISBN-10: 457551280X
  • ISBN-13: 978-4575512809
  • 発売日: 2009/5/14
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 世代のズレがネックになる中学生成長物語, 2006/8/9
レビュー対象商品: 少年時代 (単行本)
昭和40年代初めの郡上八幡を舞台に、新橋をまだ飛びこめない中1の良平。

設定は昭和40年辺りやけど、夏目漱石を彷彿させる1冊。

マドンナの設定や、学校の教師と生徒の関係、美しい姉の不倫がもたらした結末など、『坊ちゃん』『こころ』など思わずにいられない。

池永陽自身が夏目漱石を崇拝していて、模倣をこれまでしていたように感じさせるのだ。故に、作品そのものが古臭い、もしくは教科書的なものになった。

つまり、今の現役中高校生には共感出来ないだろうし、20代30代には世代間のギャップが大きい。

ノスタルジィーに浸れる40代以降なら、少年の喪失と成長に感動出来るとは思う。

夢や希望に溢れ失うことで成長してゆくのは過去のパターンであり、今の時代は最初に喪失感から何かを生み出してゆく時代と思う。そのギャップがこの作品の特徴だ。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 懐かしくも甘酸っぱい少年時代の思い出がよみがえる!, 2006/7/27
レビュー対象商品: 少年時代 (単行本)
昭和四十年代の岐阜県のとある美しい村を背景に、主人公の少年とその友達を中心に繰り広げられる青春ストーリーだ。

中学一年生の少年の友情、初恋そして家族愛などがみずみずしく伝わってきて、気がつくと少年時代に帰っている自分がいた。大人になって忘れかけていた、少年時代のあのときめき、夢、挫折等が、甘酸っぱい記憶とともによみがえってきた。そう、あの頃はこんな気持ちに満ちていた。でも、あの時代はもう二度と戻ってこない。

そういった感慨が、私の心を締めつけた。

仲の良かったあの友達は、そして初恋のあの娘は今頃どこでどうしているのだろうか。

そこには、少年時代に戻った自分がいた。

そんなひと時のタイムスリップを体験させてくれた珠玉の名作である。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 未完結の少年時代?, 2006/10/16
レビュー対象商品: 少年時代 (単行本)
 毎日新聞の書評欄で取り上げられていたのを見て興味を惹かれ、読んでみました。

井上靖の自伝的小説群のように、楽しく作品世界に浸って読みました。が、最後の心中は唐突な印象を受けました。自分の思い通りに生きようとする美樹先生を、正面きって応援できるような大倉先生が、なぜ死を選んでしまうのでしょう?まして生まれてくるはずの子までも道連れに。もっと自由闊達な人であるはずなのに、不可解です。

 考えてみれば、この小説には大人の男が描かれてないように思います。多分良平は作者の分身のような存在なのだと思いますが、作者は良平のような家庭に育ち、大人の男としてのモデルを自分の周囲に見出しえないまま大人になってしまって、今なおそれを求めているのではないでしょうか?などと勝手な想像をしてしまいました。この作家の他の作品は読んでいないので、なんとも言えませんが。

 ところで、良平の友人の正太は、なんとも魅力的な人物でした。
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