登録情報
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| 1. うちゅうひこうしのうた |
| 2. ソラヲミロ |
| 3. スクラップ~別れの詩 |
| 4. まきばアリス! |
| 5. 真昼が雪 |
| 6. KINGFISHER GIRL(The Song of "Wish You Were Here") |
| 7. ヒーロー |
| 8. 夜 |
| 9. CALL TO ME |
| 10. 光あれ |
| 11. ちびっこフォーク |
| 12. park amsterdam(the whole story) |
| 13. 03 |
| 14. おきてがみ |
ひと通り聴き流してみると、なるほど、
楽曲に「ムムッ」と唸るほど強烈さがない、ように感じられる。
バリバリと迫ってくるような「菅野らしさ」が、
今回、どうにも影を潜めている、ようにも見える。
しかし、聴き返していくほど、その深みに近づいていける。
これまで、菅野よう子が段々に高く積み上げたハードルを
次々と飛び超えて今に至った、そんな坂本真綾の集大成が見えてくる。
それは、歌い手であり作詞家であるというアイデンティティの確立。
今まで楽曲におぶさってきた坂本が、地に足をつけて立ち、
一人の表現者として、菅野の楽曲を受け止める強さである。
今や「歌う声優」ではない、という独立した自身の強さである。
これまで、ある面では坂本を引っ張り、引き立たせるために
必要不可欠であった楽曲の奇抜さがいくらか影を潜めたのも、
坂本自身が、強力な武器を手に入れつつある事の表れではないか。
このアルバムは、坂本の新たな可能性の呈示ではないのだろうか。
かと言って、菅野が手を引いたわけではない。
いや、楽曲に込められた思いは今まで以上と言っていいだろう。
捨て曲一切なし。全てが当人たちの全力の賜物であると思わせる。
この楽曲も深さは、一度聴いただけで味わい尽くせる物ではない。
「少年アリス」は、全てが深く内面に根ざした新しい形である。
坂本真綾と言う表現者の、新たなIDとなる作品であると言えるだろう。
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