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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
谷崎の最高傑作,
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レビュー対象商品: 少将滋幹の母 (新潮文庫) (文庫)
あまり大げさな形容はしたく無いが、どう考えても日本文学の至宝なのに、谷崎作品の中でも知名度が 決して高くないのは残念。 今昔物語、宇治拾遺物語を始めとした多数の古典を 改行や句読点の少ない連綿とした文章だが、樗牛の ような才気ばしった嫌味がない。言葉のすみずみに 構成や学識もさすがだが、僕が谷崎にひかれるのは、 「美しい日本語とは何か?」と尋ねられたら、僕は
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
中世の人物が生き生きとよみがえる。,
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レビュー対象商品: 少将滋幹の母 (新潮文庫) (文庫)
平明な文体であるにもかかわらず、人物描写が素晴らしく、見せ場の一つである国経邸での時平と国経とのくだりは読者を刺激して一気に読ませてしまう。また、妻に去られた後の国経が、夜中に捨てられた死体を見に行く場面は、後を付けた滋幹ならずともゾッとするでしょう。 ストーリーの起承転結を楽しむというよりも、場面場面での臨場感を十分に味わうことのできる秀作である。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
古典を消化し創作を融合した最高の作品,
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レビュー対象商品: 少将滋幹の母 (新潮文庫) (文庫)
平中の好色話から始まり、時平の強奪愛、そして奪われた国経の不浄観への傾斜と、話は次々に展開してゆきます。しかし、結局は40年ぶりに滋幹が母親に会い涙する場面に集約されてしまいます。 その古典を縦横無尽に引用しながら、そこに創作の部分を見事に織り込んでいます。 そして、その文章の美しさ。 文体が古いこともあって、読みにくさがあるかも知れませんが、それを超越してしまう素晴らしい文章です。 ストーリーの面白さと文章の美しさが、古典の原作を見事に消化し、完全な谷崎文学になっています。 何十年振りかで読みましたが、やっぱり最高の作品です。
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